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2016年02月10日05:16

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たまには新聞を・・&小説 謎の女 1

 新聞配達員でありながらほとんど新聞を読まないクウネルです(笑)1面トップの見出しを見て、世の動きを大まかに知ってる気がする大ばか者(笑)
 今朝は何を思ったのかパソコンが起動するのを待っている間に、つい広げてしまいました (笑)
読むでは無く、ただめくっていただけなのですが(笑)つと手が止まりました。 明日、高原町で「日本発祥祭り」と言うのが開催されると言う記事。
 昨年だったか皇子原公園の彼岸花を撮りたくなって、足を伸ばした時にたまたま立ち寄った高原町の狭野神社の趣に魅かれ、歴史や宗教に興味を持ったことなどなかったクウネルがなぜか何度か足を運び、神道の世界や日本と言う国にちょこっとだけ興味を持つようになった狭野神社を利用した町おこし事業の行事行のようです。神楽の披露や神幸行列、ステージイベントなどある模様。久しぶりの撮影に出張ろうかな?でも・・とっても画像ソフトが・・・迷ってます(笑)

わーい(嬉しい顔)小説・限無幻夢 (謎の女 1)
 人の気配があった。シャワーを浴びているのか?隣は空き部屋だったはずだが誰か入ったのか?そんなことを考えながら時計を見た。午後4時を20分ほど過ぎている。コタツに潜り込んだまま寝込んでしまったようだ。昼飯を11時くらいに食べ、寝転んでカメラ雑誌を見ていたはずなのに・・・5時間あまり昼寝したことになる。
 パソコンを起動する。ネットの無料動画を開き、ドラマや映画におもしろそうなものが無かったのでジャズのライブ動画をクリックする。40代くらいの女性のサックス奏者を中心としたバンドだ。胸のでかさを強調した太めの黒人女性がボーカル担当のようだが、サックス奏者もマイクの前に立ち演奏したり歌ったりする。こちらは白人でミニスカートだ。カメラマンが舞台の下から仰いでいるのでスカートの奥が見えそうでやばい。アップテンポなリズムが多く、楽し気にステージを動き回る黒人と白人の女性。野外ステージのようだ。時々カメラに映し出される聴衆ものりのりで踊っている。
 ドアを叩く音に気付いた。誰か来たようだ。無意識に携帯を確かめる。友人ならたいてい電話かメールで所在を確かめてから訪ねる。メールも電話も着信していないので友人では無いようだ。起ちあがってドアを開けた。若い娘が立っていた。ジーンズに黒いセーター。胸の膨らみはあまりない。手足が長く小顔で、いかにも現代の娘と言う感じだが美人と言うほどでは無い。湯上りらしくまだ髪が少し濡れている。美人に見えないのは化粧をしていないせいか?
「こんにちわ。大野理沙といいます。今日、隣の部屋に引っ越して来ました」
 そう言って頭を下げる若い娘。あぁそうですかと、俺は軽く頭を下げた。こんなぼろいアパートに若い娘とは珍しい。家賃が安いのが取柄の旧いアパートなのである。1・2階合わせて8部屋。4畳半の部屋に一応トイレとシャワー、それに押入れが付き、小さな流しの付いた台所はある。建てた時はどこかの会社の寮だったらしい。何かの都合で会社がつぶれ、家主がそれを買い取ったらしい。骨組みが鉄骨でしっかりしているが、壁は薄く防音性は低い。外壁も錆びたトタンを貼ってあるだけの安普請なので、夏に蒸し暑く冬は寒い。それに昼間も電気を点けねばならないほどに暗い。
 娘はパソコンから流れるジャズに興味があるのか、身体を乗り出しそうな雰囲気で室内を覗き込みたいようなそぶりだ。
 どうしたものか?俺は考えた。隣の住人と親しく交わる必要は無いのだが、こんな若い娘と親しくなる機会なんてめったに無い。うまく行けばモデルに口説けるかも知れない。まずは娘と少し会話をして、親しんで置こうか?この時間から撮影に出ても、すぐに暗くなるに違いない。今日は特に予定が無く、どこかで夕焼けが撮れないかと考えていただけだ。小林方面へ車を飛ばしても、日南方向へ車を飛ばしても、途中で陽が落ち、撮る暇なんてないだろう。娘としゃべることにした。名前もしっかりとは聞かなかった謎の女。まずは少しの情報を仕入れよう。(続く)

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