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2019年01月09日22:58

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芋秆(ō͘-hoâiⁿ=台湾語/芋荷vu-hò=客家語)

「芋秆(ō͘-hoâiⁿ=台湾語/芋荷vu-hò=客家語)」はタロイモ(芋仔ō͘-á=台湾語/芋仔vu-é=客家語)の球莖(イモ部分)と芋柄(葉に繋がる柄の部分)との間の茎の部分を指し、この部分の外側の皮を剥き、食べやすい大きさに切り、茎の下部についているイモ部分の断片も加えて、一緒に炒めたり、炒め煮をして料理にする。
 「芋秆」は若い人や都会で育った人には馴染みがないようだが、台湾の主にホーロー系(閩南系)住民、客家系住民、平埔族系住民や原住民系住民のお年寄りの方たちが大変好んで食する食材だ。また、シラヤ族(西拉雅族=平埔族に属する)の間では芋秆(オォホアイ)を自分たちの伝統的な食材として重要視し、宗教儀式の際に糯米(もち米)や餅などと一緒に「芋秆」の料理も準備するという話題を台湾の報道番組の中で聞いたことがある。知人の中にパゼッヘ族(巴宰族=平埔族に属する)の御婦人で、客家人が多く住む地域で育った方がいるが、この御婦人から「芋秆」は平埔族がよく使う食材であるし、客家人もよく使う食材だと聞いたこともある。また現在、台湾で客家人として生活している人たちの多くは元々平埔族だったはずだとも語っていた。知人御自身も台湾語以外に客家語も母語と言えるほどのレベルで身についている。
 台湾のお年寄りの方たちに台湾料理の中で何が一番好きですか?と尋ねると、多くの人がこの「芋秆」を炒め煮したものだと答える。実はこの「芋秆」を炒め煮した料理とよく似たものが日本にもある。芋茎(ずいき)と呼ばれる、タロイモの仲間であるサトイモやハスイモなどの葉柄を使った料理だ。また「芋秆」は中国の華南地域でも食材として使われるようだ。このように広範囲な地域でタロイモに属するイモの茎を使った料理があるのだが、これはただの偶然なのか、単純に食文化の伝達、伝来なのだろうか?それとも我々の血統のルーツとも何か関係があるのだろうか?

 なお、「芋秆」の漢字表記は芋莖・芋圈Π鮃爾覆匹發△襦また、台湾語では芋稈(ō͘--koáiⁿ)という名称もある。




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