読書感想文シリーズその1249「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」
ブレイディみかこ
新潮社
2020年2月9日読了

［新潮社による内容紹介］
https://www.shinchosha.co.jp/book/352681/
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。

［読書感想文］
たまには，こういうのもいいかと思ってね．で，思ったよりおもしろかったので，たいへん満足さ．作者の息子さんの一人称モノだと思ってたら，完全に作者の一人称だったのには，戸惑ったけどね．ってのは，私，たぶんこの作者サンと「合わない」と思うから．なのにちゃんと楽しめたのは，作者サンの力量と，テーマと内容のおかげさね．あーホントやだやだ，ポリティカルコレクトネスって．．日本は，まだいろいろ甘いけど，この後さらに欧米（特にヨーロッパ）っぽくなるんだろうかの．ヤな世の中になるなぁ．