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2019年12月09日17:35

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読書感想文シリーズその1241「白銀の墟 玄の月 第4巻 十二国記」

「白銀の墟 玄の月 第4巻 十二国記」
小野不由美
新潮文庫
2019年12月9日読了

[新潮社による内容紹介]
https://www.shinchosha.co.jp/book/124065/
「助けてやれず、済まない……」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!

[読書感想文]
小野さん,御疲れ様.すばらしい.堪能させてもらった...が,起承転結の転までお手本通りて,結をわざと破調で締めたのは,さてよかったのかどうか.そりゃそれほど常道から外れてるわけじゃないけど.おかげで最終盤に駆け足感が出ちゃったじゃん.あと,主人公じゃなくても,この大作の最重要キャストの一人であるには違いない驍の字の目立たなさ(第3巻での復活の「早さ」も気になったが)ったらないな.その点,わずかワンシーンで存在感を示した雁の御方はさすがだの.ま,シリーズがまだ続くのは,うれしい限り.次作を楽しみにしましょ.
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