9月7日
ソウル大学博物館の教養講座のわしの回。コロナのため講演は中止となり、ヴィデオ収録。
テーマは、“自然と音楽”―デジタルとアナログ、そして純正律とは?―
広い講堂に学生さんらはなしで、ヴィデオ・カメラマンと、スタッフのみ。
第一部は、デジタル(CD)とアナログ(レコード)の違い。果たしてどちらが良い音なのか?
第二部は、純正律について
韓国語で喋るのが、やはりちょい大変だわさ。普段使い慣れない言葉使うし…。
一部の内容は、CDが登場したときから、わしの中でいつも燻っていた案件。まぁ、自分の中では一応解決はしてる。
二部では、玉木さんの曲、流しました。学校教育だから著作権構いませんよねっと、天国に居る玉木さんに事後承諾。
9月8日
少し前だが、韓国の法律が変わって、永住権を10年に一回更新しないといけなくなったと、入国管理局から封書がきていたので、台風一過の本日、その手続きに。
麻谷洞に新しく出来た、ソウル南部出入国・外国人事務所へ。
再発給申請はテキパキと進み、10月の頭に新しい外国人登録証を受け取ることになった。
今週のギター教室も休講との連絡。
アルムダウンウニサンさんから、元ゴールデン・カップスのドラマー、マモル・マヌーさんの訃報が届く。
夜、ソロ・アルバム『雨の街』に針を落とし、追悼。完全な歌モノ歌謡アルバム。2曲目に菅原洋一さんの「今日でお別れ」のカバーが収録されていて、B面ラストは「もう一度人生を」…泣いた。R.I.P.
9月9日
Jazzmalが、韓国ヒップホップ第一世代のDJ、チェ・ジェユ(JU)を連れて我が家に来訪。
Jazzmalにとっては憧れの人で、彼から絶大な影響を受けたという。そして驚いたことに、ジェユにとって、このわしが憧れの人だと…(エーーーっ)。
幼少期をドイツで過ごしたジェユは、ドイツ語が第一言語で、韓国語より楽だと言っていた。1995年に韓国に戻り音楽活動を始めるのだが、そのころ、コプチャンチョンゴルのライブを弘大のライブハウス『プルングルヤンシクチャン』で見たという。そのライブは今でも鮮明に覚えていて、忘れることが出来ませんと言っていた。
いや、まさか、わしらが韓国ヒップホップの創始者に影響を与えていたとは、である。
実は彼、シン・ジュンヒョンの音楽が大好きなのだ。納得。わしに会うのは、25年ぶりぐらいだと…^^;
話を聞くと、ジェユの1stソロアルバムのジャケット・デザインを、サンマンが担当したとか。さらには、同時期に活動していた利恵さんの長男もよく知ってるとか。人とのつながりは巡り巡るものだわ。
日本初のラップと言われている佐野元春さんの「Complication Shakedown」を手始めに、ドイツのビール呑兵衛ポルカのレコードとか、ゴールデン・カップス、シン・ジュンヒョン、ファウストなど、アナログ鑑賞飲み会となり。
9月10日
ちょっと前だが、我が家のすぐ近くにあったベイカリーレストラン『ポクチ・マート』が、冷麺屋『タルゴナ』に変わった。
出来てすぐ、お母さんが行ったんだけど、「不味い!」って言ってたし、気にはなっていたが、なかなか行くタイミングがなかった。でも、結構な値段設定だったんで、この値段で不味いわけないと思っていた。
そこで、本日行ってみた。
かなり美味い! 上品な薄味。『又来屋』のような目を見張る味っていうほどではなかったが、もう十分にイケる。『乙密台』のワイルドな感じとは違うベクトル。
まぁ、お母さんにの口には、薄味すぎて合わなかったのだろう。
すぐ目の前なんで、また行くつもり。
9月11日
ME YOUが我が家訪問で、明日の公演のリハと作曲作業のお手伝い。
TV局のM-netから電話。新しいオーディション番組に参加してくれ、みたいな…どうなることやら。
夜、以前『Bannya’s』に集まってたメンバー(コプチャンの『メニュー(お品書き)』のジャケット・デザインを担当してくれたチャムサンら)と、久々に会う。
望遠洞にある身内にオープン・スタジオ。昔のYogigaみたいな感じかな。営業してるわけではない。
四方山話に花が咲き、午前様…。
9月12日
“ソウル移住民芸術祭”の開幕公演＠文来『境界無き芸術センター Space T』に、ME & YOUで出演。
バングラデシュ人によるパフォーマンス・グループのFrame �供�韓日夫婦デュオpAdma、アフリカ太鼓チームART-Oらと一緒。
観客はほぼスタッフのみで、Youtubeで生放送。今の状態では致し方なし。中止じゃなかったのは良かったが、やっぱ、なんかちょっと寂しいよね。太鼓チームは一生懸命煽ってたけど…。
ME & YOUは、わしがソロで「コヒャン」、そしてふたりで「One Day」と「It’s gonna be Alright」の3曲。勿論わしらも一生懸命煽りました。
トリのFrame �兇離僖侫�ーマンスは、移住民労働者の気持ちを素直に表現した作品で、かなり面白かった。
飲食店9時終了のため、打ち上げは無し…これが一番寂しい…。
NYのハン・デス兄貴から電話。16日から韓国に来ると。2週間隔離されるから、10月頭に会うことに。で、兄貴、なんとその後こっちでレコーディングするというのだが、わし、参加要請受けました! 兄貴、無茶嬉しいです。お手伝いさせていただきます。頑張ります。ありがとうございます。
ただ不安なのは、3日間の突貫工事で録音するって言ってたのだけれど…。
https://www.facebook.com/Kopchangjeongol
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