7月20日
ジョンナムが、新林洞『Woodstock』のムン社長とアメリカ帰りのジョンホ夫妻とともに、我が家訪問。彼らは、日本のロック＆フォーク・レコード・コレクターである(昭和歌謡好きのDJバーンもいたらマニア集結となったかも…)。
新林洞『Woodstock』は現在改装中なので、ムン社長、時間が取れたのだと。彼は、以前から我が家を訪問したがっていたのだ。
到着するなり、我が家のLP棚を漁るふたり…。
ムン社長、久保田麻琴さんの1stを早速引っ張り出してきた。
ムン社長は、スワンプ・ロック系とかが特に好き…ちなみにジョンホは日本のフォーク(彼は、以前Nullpanで、わしの推薦でザ・ムッシュ『伝言板』を購入し、滅茶苦茶気に入ってた)、ジョンナムはサイケ。
その後、めんたんぴん、乱魔堂、岡林信康、頭脳警察、シティ・ライツ、マジカル・パワー・マコ、俄、遠藤賢司、RCサクセセション、etc、etc。楽しいヴァイナル鑑賞会。
四方山話も、T-バード、サザンクロス、伊藤銀次、有山淳司、金森幸介、田舎芝居、生田敬太郎、エディ幡、洪栄龍…と、とてもじゃないが日本人と話していても話題に上がってこないようなアーティストの名前が次々と連呼される。
いやはや、かなり濃ゆいオタクな集いだわ。
会話中、レコード棚の話題が上がったのはコレクターならではのこと。思わず映画『ハイ・フィデリティ』を思い出し、苦笑。
途中、『フランス ペクパン』に行って、夕食。ここは美味しい!
7月21日
ME YOUの作曲作業監修。
7月22日
ギター教室。本日も新しい生徒さんが入会。
7月23日
ウンジ宅へ。Dirkのパフォーマンスの打ち合わせ＆夕食会。ウンジの教え子たちも来てて一緒に食事。
今回のDirkのパフォーマンスのタイトルは、“ Komm Gib Mir Deine Hand”で、これはビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語バージョンのタイトル。
で、わしがそれを歌うと…。いや、ドイツ語、分かんないんですけど…トホホホ、でも頑張ります(結局サビしか歌えませんでした…^^;)。
7月24日
キルスとME YOUと、ハルで練習。
7月25日
Dirkのパフォーマンスの手伝いで、『芸術の殿堂』へ。野外広場にて。
ここを闊歩したり、ここで休息している人々は、基本、美術館や音楽堂に来た方々なので、突然の野外パフォーマンスにも、興味を示してくれる人が多かった。
Dirkが、長~い(1m半ぐらい)箸で、1ユーロセントコインをつまみ上げ、人々に配るというもの。
ドイツでは小さなコインはラッキーコインと呼ばれ、幸運のお守り。それを箸でつまみ上げるのは、韓国では箸を使うから。その箸が長いのは、ソーシャルディスタンスをとるため。しかも長い箸は極楽の箸であるという仏教の逸話もふくまれる。
さらにわしが歌う、ビートルズのドイツ語バージョン“ Komm Gib Mir Deine Hand”の訳は、Come, give me your handで、このパフォーマンスのタイトルにバッチリ。
小休止を入れて、3回。1時間半ほどやって、結構疲れたわ――。
夕食は、済州島オーギョプサル屋で、満腹。
7月26日
プルガサリ定期演奏会＠Studio 70’s。
始まる前に『雨乃日珈琲』へより、「中くらいの友だち」第七号を受け取り。こちらもお店は何とかやって行ってるって。韓国はかなり通常生活に戻りつつあるが、油断は禁物。
さて、プルガサリ。
久しぶりにチナガドン・ジョシがやって来た! 勿論オープニングにやってもらう。ジョーハープ、さらなる技巧を駆使した演奏。
次はAsh。今回が滞在最後になるかもしれない(本人は来月も出演できるように何とかするとは言っているが…)。さらにサイケ色が深まった、ドローンな演奏。
そして、みんなで外へ出向く。橋の下の公園で、Dirkのパフォーマンス。わしは、昨日同様、アコギを抱えて生歌演奏。
弘大エリアとはいえ、道行く人の反応はやはり薄い。若者たちはコインを手に取ってくれるが、オジサンおばさんらは足早に立ち去る。
それでも20分ほど頑張って、無事終了。
お店に戻って、ハンジュ＋JAZZMAL。JAZMALのDJ指さばきはもはや神業。
最後は、鍾路にある老舗『バンジュル』の女主人ハープ奏者、イ・ギファさんと、わしのデュオ。本日はアコースティック・ギターでのインプロ。基本、アブストラクトな展開と相成り。
終了後、Dirkたちと『サヌリム1992』へ。コロナの影響か、日曜休日を返上して営業してた。お店は人でいっぱい。ここ、美味いもんな。わしの25年以上にわたる行きつけ店。
https://www.facebook.com/Kopchangjeongol
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