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2020年01月19日14:08

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ヴィクトリア女王最後の秘密(映画)

ジュディ・デインチ!
彼女の演じる迫力の女王に、見ている間はもちろん見た後の余韻までも圧倒されたままです。
女王のスケールの大きさにふさわしい、風景の大きさ、宮殿内の広さ・ゴージャスさもよかったです。
何十年も女王であり続け、植民地を拡大して世界に君臨する英国を作り上げても、愛する人を失い信頼できる人いない老齢の彼女は宮廷の儀式ばった生活に疲弊して、まるで抜け殻のよう。
が、インドからやってきた若い召使にで出会ってから、急速に生気を取り戻す。
半分死んでるような(失礼)登場から、顔の色つやもよく目をキラキラさせて話すこのギャップの演技が凄い。ジュディ様にとっては楽勝かもしれませんが。

女王の周囲人々のとまどいや、逆にインドからやってきた彼の相方の反応も面白かった。
この辺りは脚色のうまさでしょう。
女王とお気に入りの召使(?)、そして周囲の人々の様子がユーモアを交えながら描かれていきます。
映画ではあっという間ですが、実際はかなり長く寵愛を受けて召使?友人?師?ボーイフレンド??として仕えていた模様。
19年だったかな?

女王の私室のインテリアも、伝統的なゴージャス装飾のほかに、英国らしい花柄のソファ等が配置されていて、楽しかった。公式の場ではひたすら豪華ですが、女性の私室らしい軟らかさ温かみを感じます。

インドのタージマハールの遠景や、スコットランドの雄大だが荒涼とした風景など大きくてローカル色のあるシーンも、この時代の英国が様々な地域を含んでいたことを表していいと思います。 ハイランドの衣装やダンスも楽しめました。



去年は英国女王ものが3本もありましたが、結局この作品が一番好みでした。




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