楕円

コンロッドのベアリングレースの話です

長年使用しているとどうしても磨耗が進行してしまいます

この車両も特にカジリやフレってイングも見られず良い当たりを示しています

しかしダイヤルゲージを使って計測して見ると 上下方向と前後方向の磨耗状況に差が有りました

上下方向の方が4／100ミリ広がっていました このぐらいですと特に乗っていて異常は感じません

腰上開けた状態でロッドを振ってみても やや緩めかなあ〜という感じです

せっかくなのでラッピングしました 上下方向は穴を広げずに 前後方向のみ広げていきます

ある程度ラッピングして差が1／100ミリ位までにしました コレにオーバーサイズのベアリングを組みます

スラストワッシャーの当たり面も結構磨耗が有ったのでオイル溝とバフ掛けを施します

ピストンピンのブッシュも交換してリーマー仕上げを施します

更にピンのオイル穴もチャンファー加工を施し置きます

ピストン側もピンを支える部分の下側に穴を開けて オイルの呼びこみを行います