先日、こんな作品に出会いました。
冬虫カイコさんの作品『君のくれるまずい飴 冬虫カイコ作品集』(エンターブレイン)
この作品なのですが、
思春期の少女たちの心の中にある残酷な一面や
違和感のある暮らしでの葛藤、
心の闇などを描いた作品から、
友達の皮膚がウロコになってしまうというい
ダークファンタジー系の作品など、
想像力豊かな作品が詰まった短編集になっています。
ファンタジー系の作品は
かなり独特で理解できないような話もあったのですけど、
これから書く2つの作品にすごく興味を持ちました。
1作品目は、タイトルにもある
「キミのくれるまずい飴」という話で、
電車内で友達に飴を貰って口にするも、
友達が先に電車を降りたら
口の中から飴を出し、
「まっず」っと心の中でつぶやくんです・・・
2作品目は「離郷」という話で、
電車での別れ際に手紙を渡された女の子が
車内でその手紙を開くと「死ね」の文字が・・・
両作品とも、うわべだけの付き合い・・・
といった感じで描かれていて、
冬虫カイコさんの世界観に見事にはまってしまいました^^;
僕も性格が歪んでるからなぁ〜
こういったシュールでブラックユーモアな作品は大好きなんです。
今後、冬虫カイコさんの作品に注目かも・・・
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