ボクと師匠の秘密工房

先日、こんな作品に出会いました。

横山知生さんの作品『ボクと師匠の秘密工房』（スクエニ）

学校帰りに川沿いの近くにある廃工場に行く
小学生の少年・・・

少年にとってはここは秘密の遊び場で、
川沿いなどにあるゴミ（廃材など）で
ベッドを作っていたんです。

ある日、秘密基地に行くと、
作り掛けのベッドの上に女子高生が寝ていたんです。

自分の秘密基地に入り込んだ女子高生に
「出て行け」というのですが、
少年の作ったベッドの出来に
段ボールだけのほうがマシだと言い出したんです。

そんな女子高生なのですが、
この場所が気に入っており、
ベッドではなく、ハンモックではダメなの？と言い、
２人は川沿いから使えそうな材料を集めて
作り出したんです。

女子高生のカバンの中から取り出された
電動ドリルを見た少年は目を輝かせると、
カバンにあった校章が工業高校のものだと気づき、
憧れの目にかわったんです。

実は少年は大工を目指しており、
工業高校に行こうと思っていたんです。

そして作業に戻るのですが、
女子高生の手際のよい手さばきで
ハンモックは完成するのですが、
今までは１人で作るのがたのしかったのに、
協力して作る楽しみなどを覚え、
女子高生のことを師匠と呼ぶようになるんです。

ここから廃工場は２人の遊び場となり、
いろいろな遊び道具などを増やしていく・・・
というＤＩＹ系の作品になっています。

男の子って今も昔も秘密基地に憧れるのでしょうか・・・

僕も子供の頃は秘密基地を作って遊んだものです。
そこで駄菓子屋で買ったお菓子を食べたり、
漫画を持ち込んだりして読んだのを思い出し、
ちょっと懐かしく読むことができました。

たまたま１巻を某リサイクルショップで見かけたのですけど、
この作品・・・２巻で終わっているようなのです・・・
やっぱり僕が面白い・・・って思った作品は
一般受けしないのかなぁ〜＾＾；