先日、NHKで松本清張のドラマがあった。
金沢が舞台だったのと、友人がエキストラで出ているので見てみた。
原作とはかなり違った演出だったけど、松本清張らしい昭和な感じの重暗さ。
中学か高校の頃、松本清張の推理小説にはまっていた。
ドラマを観て、懐かしくなってまた小説を読みたくなった。
「点と線」とか「ゼロの焦点」は有名だけど、
確か「Dの複合」もすごく面白かった記憶がある。
でも、内容をまったく覚えていない…
自粛で閉まっていた図書館がようやく開いたので、さっそく借りてみた。
文芸春秋「松本清張全集3」
(目的の作品、掲載)
しかしこの本、かなり古い。
1971年第1刷
古ーい紙の匂いがします。
その頃の印刷がそうなのか、活版印刷の文字組が甘いのか、
文字がガタガタ
ちょっとイラッとくるくらい。
読み始めてますが、やっぱり内容はほとんど覚えてなくてうっすらな記憶。
清張だから電車や時刻表がバンバン出てくる。
思えば、私の鉄子の原点は、松本清張だったのかも。
本を読みながら、グーグルマップを開き、登場人物の行程をいっしょに楽しんだりしてます。
実にゆっくり読んでる。(電話番が暇なんです(#^^#)
でも昭和の時代だから、まだ国鉄かな?地名も今と違ったりするかも。
小説の初めの方に明石市の天文科学館が出てくる。
あぁ、ここは次男が小学生の時、行った所だわ!
東経135度線の標識がある所。
小説の中の場所に自分も行っていたのかと、今さらながらちょっと感激したり。
コアな清張ファンは、主人公達の旅をなぞって本当に旅行したんだろうなぁ〜。
今でいう聖地巡礼。
あーぁ自分も旅行したーい!
自粛は解除されたけど、なかなか県外の旅行なんて行けないだろうな…
せめて小説の中で楽しむ。
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