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2020年04月19日09:01

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詩『花見酒』

朱色の杯によく映える桃色の花船を浮かべ
煌めく酒精の海 ことごとく飲み干せば
溺れ溺れる 赤ら顔 いやはや果たしてここは極楽か現世(うつしよ)か?
揺れる水面 千鳥足 
風の吹くまま 流されて
もう知らぬ構わぬそれでよし
投げ出す四肢と身体でふと見上げれば
清流のお空を雲が流れて桜の星々が降り注ぐ
ああ春の船旅はただ順調に
瞳を閉じ、春眠、暁に旅立つ

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