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2020年03月29日21:41

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詩『同じ風』

夜と朝の間、風が吹きます

夜露に湿ったアスファルトの上、風が吹きます

ボンヤリと灯る街頭の横を風が吹きます

閉店した商店街で、剥がれかけたポスターの左隅をパタパタと揺らして、風が吹きます

埃とタバコの煙、飽和する部屋に耐えかねて窓を開けます。 ふーっと風が通っていきます。

風は

風だけは

どこに居ても同じ

誰のところにも変わらず
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