ある日、夢を見た。
かつての情とジレンマ、あるいはしがらみ
で流されて溺れていくような日々の過去を
起きて、あの頃じゃないとホッと安堵して眠った
そして夢をまた見た
今度は空の向こう側、宇宙ステーションで忙しくも楽しく過ごしている人々の姿を
夢は不思議だ。
もう思い出すこともなく、完全に忘却の彼方へと消え果てたあの時の感情まで強烈に思いださせるのに
決してありえない絵空事を強く事実のような幻想を世界ごと塗りつぶすようにみせてくれる
誰もが人生の残り時間を知ることは出来ない。
朝に起きて今日死ぬことをわかって目覚めるひとはいないのだ
それでも夢を見よう。
当たり前のこと。 常識的なこと。 現実だけを考えて生きていくのなんて、ただ眠っているだけ。
そうだ、死んでるのと変わらないのだから
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