mixiユーザー(id:5540901)

日記一覧

■穂村弘・堀本裕樹「短歌と俳句の五十番勝負」2018年4月新潮社刊かねてから述懐していますが、私は日本の短詩型文学の愛好者です。この読書日記でも、色々取り上げてきましたが、本書は、書店店頭で見かけて、速攻、手に取りました。なにせ、現代短歌の雄・

続きを読む

■小田嶋隆「上を向いてアルコール」2018年3月ミシマ社刊副題は、“「元アル中」コラムニストの告白”。私は、アル中ではない(と思っている)が、アルコールはほぼ毎日摂取していて、飲酒を始めて、40年余になる。晩酌は、とりあえずのビールと、それから、

続きを読む

■磯田道史「素顔の西郷隆盛」2018年3月新潮新書今年は、NHK大河で、「西郷どん」が放映されているせいか、西郷隆盛に関する新刊がたくさん刊行されている。何か一冊読もうかと思い、信頼している歴史家・磯田道史さんの本を選んだ。今年の正月明けの、出

続きを読む

■平川克美「21世紀の楕円幻想論」2018年2月ミシマ社刊副題は、“その日暮らしの哲学”。私は、内田樹さんを通じて、平川克美さんにも馴染んでいて、すでに数冊読んで、読書日記も書いているが、本書はさらに、40年前の学生時代に馴染んでいた、花田清輝の「

続きを読む

■いとうせいこう・星野概念「ラブという薬」2018年2月リトルモア刊5/12(土),5/13(日)と、大学オケ時代の同級生と、山梨に旅行してきた。実は、6年前に、その同級生のひとりが、赴任先のチリで殺害され、そのお墓参りを兼ねた旅行で、今年で4回目。亡くなっ

続きを読む

■白井聡「国体論 菊と星条旗」2018年4月集英社新書「永続敗戦論」の著者が、それを凌ぐ、名著を書いてしまった!敗戦を境に、明治維新から平成の現代までを二分し、日本とは何かをこれほどクリアに著した本は、今までなかったのではないか。これから、近現

続きを読む

■森博嗣「読書の価値」2018年4月NHK出版新書ゴールデンウィークも、終わりました。マイミクの皆さんは、どうお過ごしになられましたですか?私は、5/4,5/5と名古屋郊外に帰郷し、老母に会ったり、40年ぶりに会う学生時代の友人と、旧交を温めたりしました

続きを読む

■葉室麟「蜩ノ記」2017年11月第21刷祥伝社文庫2017年12月に、直木賞作家・葉室麟が66歳の若さで亡くなった。その時、購入して積読になっていた、直木賞受賞作を読了。実は、葉室麟の小説は初読みで、NHKで放映された「銀漢の賦」が素晴らしくて、いつか読

続きを読む