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2020年07月08日07:40

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読書日記Nо.1278(虫とゴリラ 養老孟司・山極寿一大いに語る)

■養老孟司・山極寿一「虫とゴリラ」2020年6月毎日新聞出版刊

対談集は結構好きで、この読書日記でもよく取り上げる。

先月も、今回の対談者である山極寿一さんと中沢新一さんの対談集
「未来へのルーシー」を取り上げたばかり。

それ以上に、私は養老孟司先生のファンで、私淑しており、養老先生の
本をみつけたら、思わず手に取ってしまう。本でなくても、新聞のコラム、
雑誌のコラムで養老先生の名前をみつけたら、必ず読む。

この読書日記は、今回で1278回目だが、養老先生の本は、たぶん30冊以上
はとりあげてきたと思われる。ただ、いつ、何を読んだかは、すぐには
わからない。

この読書日記も、書きっぱなしになっていて、整理がついておらず、いつ
何を読んだかの検索は、たいてい、刊行されて1年以内に読むことが多い
ので、刊行年月日をキーに再検索している。

リタイアしたら、エクセルで整理をしてみたい。

さてさて、本書でした。惹句を紹介。

“生物界からの緊急提言!
 解剖学者と霊長類学者が語りつくした日本の未来像”

“未曾有の危機を迎えている人類。待つものは希望か、滅亡か――
<虫とゴリラ>の目で、人間の世界をとらえ直し、自然との新たな共存の道をさぐる。”

“「人間以外の自然とも感動を分かち合う生き方を求めていけば、崩壊の危機にある
地球も、ディストピアに陥りかけている人類をも救うことができる」”

目次と小見出しの抜粋も紹介。

■はじめに 共鳴する世界
■第一章  私たちが失ったもの
・虫の列島史
・サルの列島史
■第二章  コミュニケーション
・触覚ぎらい
・つながる感覚
■第三章  情報化の起源
・言葉の誕生
・交換するということ
■第四章  森の教室
・手間がかかるヒト
・論理vs.感覚
■第五章  生き物のかたち
・外に出る能
・抽象化と脳容量
■第六章  日本人の情緒
・縁側の思想
・本人というノイズ
■第七章  微小な世界
・ヒゲの振動
・限界を超える
■第八章 価値観を変える
・ゴリラの墓
・人間の改造
■エピローグ 日本の未来像
■あとがき 虫とゴリラの旅

今回もいっぱいインスパイアされまくりで、とても愉楽の読書を
堪能しました(^^♪
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