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2020年07月01日18:34

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読書日記Nо.1276(AIに負けない子どもを育てる)

■新井紀子「AIに負けない子どもを育てる」2019年11月東洋経済新報社刊

2018年の教育に関する本で、衝撃的な本が刊行され、ベストセラーになった。
それが、新井紀子さんの「AIvs.教科書が読めない子どもたち」。
本書は、その続編。

ちょうどその頃、AIによるシンギュラリティが、マスコミの話題になり、
それと並行して、将来、現在ある職業の大半は、AIに奪われてしまうという
レポートが、衝撃をもって、流布された。

そんな中で刊行されたのが、「AIvs.教科書が読めない子どもたち」で、
じゃぁ、どうすればよいのか。対抗策は、読解力を磨くしかないという、
問題提起をしたのだった。

その前書は、こんな本でした。惹句を引用すると下記。

“東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界ーー。しかし、"彼"はMARCH
クラスには楽勝で合格していた!これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、
何を苦手とするのか? ”

“東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査
では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機は
むしろ人間側の教育にあり、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、
最悪のシナリオを避けるにはどうしたらいいのか?”

・・・・どうしたらよいのか?。それは読解力を磨くしかないという問題提起が
前書でした。

読書日記を書いていましたので、↓再掲しますね。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1970043375&owner_id=5540901

で、本書でしたですね。
前書が、問題提起の書なら、本書は、その具体的な処方箋を記した書。

新井先生は、日本の教育、日本の子どもたちの将来に大変な危機感を抱いて
おられ、本書を書いて、全国の先生に、頼むから分かって、実践して欲しい
という、止むに已まれ思いで、本書を上梓されている。

具体的にどうやったら、AIに負けない、日本の子どもたちの読解力をアップ
できるのかについて、熱く提言され、その熱意に、心打たれました。

本書の惹句を紹介。

“日本中で騒然の書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』、待望の続編。
AIが苦手とする読解力を人間が身につけるにはどうしたらいいのか? 読解力
向上のために親、学校、個人ができることを提言。”

“小学校・中学校で実際に行われて成果をあげている授業・取組みを公開!
大人が読解力を身につける方法も明らかに。あなたは大丈夫? すぐにできる
「体験版リーディングスキルテスト」も収録。”

私も、「体験版リーディングスキルテスト」を体験しました。

本書は、全国の教育に携わっておられる先生を始め、教育関係者にぜひ読んで
もらいたいと思いました。

23 10

コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月01日 19:10
    Aiは将棋の藤井壮太君みたいな凄いことはできなさそうだけど、凡庸な人間ができることはできるいようになるかもしれません。将来AI並みのことしかできない人間とできる人間に分かれてさらに格差拡大なんてことになったら、どうしましょう。これって社会学的大問題ですね。働かなくてもベーシックインカムで生活は保障するのかどうという問題もあります。ただ私らが生きている間にそこまでいくかなぁ。技術的にはまだまだかと。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月01日 19:15
    読解力が足りない人は実際に結構います。ちゃんとそこに書いてあるでしょと言いたくなります。新人教育の場でも、本を読んでいるか、新聞を読んでいるかと聞くと、がっかりするような答えが帰ってきます。これでは読解力は付きません。本当にどうにかしたいです。

    新井さんの前著「AIvs.教科書が読めない子どもたち」は読みました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月02日 06:45
    前の本は読みました。著者の他の本もいくつか。本書は積読になってますが。現状の教育であるとか、あるいは大人の能力についても不安を言われる方の指摘は、どこか通じるところがある気がします。考える力とか読解力とか、必要を満たしていないのは、より高次な、成熟した、あるいは成熟するための能力なんだろうな、なんて思いますね。私もがんばらないと(笑)。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月02日 07:03
    まっちゃん2さん、おはようございます。

    将来もし、AIが人間の仕事のかなりの部分を代行するようになると、
    職をなくした人間が生きていくためには、ベーシックインカムの導入
    が不可欠になるでしょうね。ただ、その財源もAIが稼ぐしかなく、
    そうなると人間は何のために生きているのかと、知恵をつけたAIが
    反乱を起こしたりして。(というSFのような世界です。)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月02日 07:06
    ひろくんさん、おはようございます。

    新井紀子先生が開発したRST(リーディング・スキル・テスト)は、今、
    小学生から社会人まで受検しているそうです。社会人は、企業の人事部が
    受検させて、社員に読解力があるのかを調べているとのこと。そうすると、
    いわゆる「一流企業」と言われる企業の社員でも、読解力がない人が
    かなり存在しているのが、明らかになっている、と本書にありました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月02日 07:09
    shu1さん、おはようございます。

    本書、積読状態になっているのなら、体験版RSTが付いていますので、
    ぜひそれだけでも、自分で解いてみてください。私もやってみましたが、
    やり終わると、脳みそが汗をかいているのが分かりました。結果は、
    あえて秘しますが、読解力アップの処方箋もついていて、大丈夫です(^^♪
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月03日 00:18
    著者が懸命に大人子供を問わず、読解力を求める旨、了解しました ただ、AIにアシモフ三原則、即ち、人類に仕える旨を求める事自体、不可能なのは、その自律的学習能力を通して最適化を図っていく事も然るころながら、AIに多大な投資をして運用する側の基準が、効率的管理運用にこそあり、成員全体の最大幸福などにはないだろうということです 人類の大部分がAIに仕えるのは不可避です 恐らく多くは市場を通じて、成員の選別淘汰を図って行きましょう 
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月03日 06:46
    かみかわさん、おはようございます。

    新井紀子さんは、数理論理学の専門家で、AIの設計もできる方ですが、
    その新井さんが、シンギュラリティはSFの世界の出来事で、現実的には
    来ないと、前書で書かれていたのが、印象に残っています。

    AIが人間を支配する世界は、シンギュラリティ後の世界なので、ちょっと
    ほっとしましたが、でも、人間は、AIに確実に仕事を奪われるのですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月04日 22:07
    AIと競って人間が負けるのが普通の時代になってしまうのでしょうかね。私は人間の温もりや言葉の滋味深いやりとり、また誰かの役に立ちたいという向日性などが衰えた社会になってはいけないと思います。仮にAIの方がよほど器用に迅速に解決できるようになったとしても。

    年齢を重ねて思うのは、自己中心的満足より、誰かの役に立てた実感のほうが、その人にとって遥かに健全で充足感が大きいのだということです。ひょっこりひょうたん島のように人間らしい独立国を作りますかね〜。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月05日 12:22
    不思議さん、こんにちは。

    AIと競って人間が負けるのは、現在は、限定した領域だと思われます。
    チェス・将棋・囲碁のボードゲームはAIが強くなりました。他にも、
    領域が限定されたジャンルは、AIが人間を凌駕していると思います。

    でも、AIは生身の身体を持たないので、芸術領域は、データを読み
    こませればマネはできますが、人間を感動させる創作はできません。

    「ひょっこりひょうたん島」を引用されるところが、私と同世代だなと
    親近感をもっております(^^♪

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