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2020年03月21日20:00

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読書日記Nо.1255(本の花 全215冊、甘美な衝撃))

■平松洋子「本の花 料理も、小説も、写真も」2020年2月角川文庫

平松洋子さんは、食に関するエッセイストと認識していて、4年前に
「サンドイッチは銀座で」を読んで、読書日記を書いていた。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1951287645&owner_id=5540901

本書は、著者の平松洋子さんに馴染みを感じていたのと、帯の文言を見て
手に取った次第。

帯の文言は、本読書日記のタイトルにも引用したが、以下。

“全215冊、甘美な衝撃。
向田邦子、北尾トロ、江國香織、小泉武夫、太田和彦、角田光代、いとうせいこう、
小川洋子、石井桃子、つげ義春、川島小鳥・・・・”

本書は、平松洋子さんの渾身の書評文で、とりあげたのはなんと215冊。
私の読書歴では、1割もかぶらなかったが、平松洋子さんの、本に対する思いの
深さに、堪能できたのが正直な感想。

まさに、「本の花」を巡る紀行文。

遅ればせながら、惹句を紹介しますね。

“向田邦子のエッセイに登場する卵には、生活の匂いや味が含まれている。
人生のデトックス、助け船にもなる辛酸なめ子のツイート集、生と死がむきだしの
哀感が胸に迫る釜ヶ崎日雇い労働者たちの語彙集など。”

“丁寧で潔い文体から本への愛情がほとばしる。エッセイや小説、写真集まで、
食エッセイの名手が多国籍料理のように多種多様な本215冊を紹介。”

“まだ読んでいない本も読みたい本も、こんなにあると気づかせてくれる1冊。”

私自身は、まだ読んでいない本が大半だったが、なにより、著者の本に対する
愛情溢れる、きびきびした文体が、至福の読書時間となって、感謝(^^♪
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