■J・ウォーリー・ヒギンズ「続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本」2019年12月光文社新書
3連休なのに、なんだか外出が憚られて、自宅近くの散歩を余儀なくされて
いますが、新コロナウイルス禍は、日本社会にも大きな影響を与えています。
近所の薬局には、開店前に、マスクを買う人の行列ができています。
特に観光地は、大きな打撃を受けていて、それだけなく、人が集まるイベント
にも、自粛の忖度が蔓延していて、私のグループ会社も、イベントの開催の
中止を決断せざるを得なくなっているところもあって、業績に及ぼす影響は
多大です。
3月になったら、終息して欲しいとは思いますが、こればかりはどうなることか。
7月の東京オリンピック開催も、出来るかどうかの瀬戸際ですね。
さてさて、1年前に、本書の本編が刊行されて、読書日記にも取り上げたの
ですが、早くも続編が出て、またまた、手に取った次第。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1969239187&owner_id=5540901
60年前といえば、1964年の東京オリンピック前夜。私が10歳未満だった頃で
その頃の日本各地で撮影した「秘蔵」のカラー写真には、郷愁を禁じえません。
前作が刊行されて、「もっと見たい」という読者の声が数多く寄せられて、
出版社が続編の刊行に踏み切りました。
惹句を紹介。
“元祖「カラー撮り鉄」ヒギンズ氏が歩いて、愛した、昭和30年代の日本
厳選&増量544枚を一挙公開!”
“前作から一年、「もっと見たい!」の声に、ボリュームアップした続編で応えます。
日本と日本の鉄道をこよなく愛する元祖「カラー撮り鉄」、J・ウォーリー・
ヒギンズ氏。ふつうモノクロでしか見ることのできない昭和30年代の日本を、
当時としては超贅沢なカラーフィルムで多数撮影してきた。”
“今回は新たに見つかった蔵出しプライベート・フィルムからの傑作も加え、
選りすぐりの544枚を惜しみなく公開。 今なお色褪せない最上質のコダクローム
の写真からは、 消えゆくものに心を寄せつつ、新たな時代へと変貌をとげる
日本各地の風景に シャッターを切り続けたヒギンズ氏の想いが伝わってくる。”
“続編では(ほぼ)全ての都道府県を網羅、また前作で反響の大きかった鉄道
ファンの想いに応え、 廃線や廃駅を含め鉄道写真も充実させ、やや鉄分高めに
お贈りする。”
私のマイミクさんにも、撮影した写真を、ずっと日記にアップされている方が
数人いらっしゃって、有り難く拝謁させていただいていますが、本書は、
60年前の日本の姿が、鉄道関係が中心とはいえ、ありありと写しだされていて、
私のような還暦過ぎの人間にとっては、懐かしさが半端ないです。
60年前の日本は、こんなだったのです。確かに。
ノスタルジアに浸りきってしまいました(^^♪
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