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2019年12月26日20:30

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読書日記Nо.1235(4行でわかる、世界の文明)

■橋爪大三郎「4行でわかる世界の文明」2019年9月角川新書

世界文明が、4行でわかるって、トンデモ本だとは思いませんか!
でも、わかってしまったんです。もちろん、ざっくりとですが。

ものごとを理解するときに、マップが描ければ、概要が把握でき、
あとは、マップに位置づいた各々の詳細を探索するだけです。

普通は、そのマップが、なかなか描けないのですね。

世界文明が、そんな手法で理解できるとは、まさに目から鱗でした。
著者が、馴染んでいる社会学者の橋爪さんなので、信頼してましたが。

早速、惹句を紹介しますね。

“この「4行モデル」がわかるだけで、国際情勢の本質が驚くほどに見通せる!”

“〇〇文明の人びとの、行動様式

1.まず、自己主張する
2.相手も、自己主張している
3.このままだと、紛争になる
4.〇〇〇〇なので、紛争が回避できる”

“本書では、世界の四大文明の違いを際立たせるために、超簡単なモデルを
つくってみた。その文明に属する人びとの行動様式を、わずか4行でまとめて
しまった。シンプルであればこそ、文明と文明の違いを際立たせ、同時に
共通点を押さえることができる。”

“キリスト教文明は法律、中国儒教文明は順番……世界の歴史問題から最新
ニュースまでの裏に横たわる「四大文明」について、当代随一の社会学者が
たった4行でモデル化。”

“EU、中東、そして東アジアまでが「バラバラ」になり、これまでの社会科学
が通用しない時代のなかで、最強の「万能カギ」としての「4行モデル」を
本書で手に入れよう。”

目次も、全部紹介しちゃいますね。

■第1部 万能カギとしての「4行モデル」
・ 第1章 世界はどのように多元的なのか
・第2章 4行でわかる、キリスト教世界
・ 第3章 4行でわかる、イスラム教世界
・ 第4章 4行でわかる、ヒンドゥー教世界
・ 第5章 4行でわかる、儒教世界
・ 第6章 4行でわかる、日本社会
■第2部 「4行モデル」で国際社会を読み解く
・第7章 米中衝突の深層
・第8章 イスラムVS西欧 解けない歴史問題
・第9章 インド―巨大な謎
・第10章 中国と日本の本質

まだ、眉唾だと、思っていませんか?

ご興味がある方は、本書をぜひ手に取ってみてください。
目から鱗とは、このような時に使うのだと思いました。

2019年も、あと5日です。

もう一回、読書日記が書けるかどうかなので、とりあえず、本年訪問して
いただいたマイミクさんに、深く感謝いたします。

この読書日記は、マイミクさんとのおしゃべりの交歓が、続けるモチベーション
の源泉なので。

よいお年を(^^♪(もう一回いうかもしれませんが・・・笑)
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