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2019年08月16日19:47

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読書日記Nо.1201(将棋は指せなくても面白い)

■梅原猛・羽生善治・尾本恵一「教養としての将棋」2019年講談社現代新書

副題は、“おとなのための「盤外講座」”。

お盆でしたので、8/13-8/15まで、名古屋郊外の実家に帰省しました。
実家は、現在空き家になっていて、老人ホームに入居している92歳の老母
を見舞ったのですが、一応長男ですので、実家のお盆の行事は遂行して、
お坊さんもお迎えし、お墓参りもしてきました。

実家の近所には、姉夫婦が住んでいるので、実家の管理は任せていますし、
老人ホームに入居している老母のところにも、ときどき顔を見せてくれている
ので、まぁ、安心しています。

振り返ってみれば、実家を出て、もう40年になります。
でも、その40年間、盆正月には必ず実家に帰り、父母に顔を見せるのが習慣に
なっていて、今回も、元気な老母の顔が見れてよかったです。

さてさて、本書でしたですね。

私は、趣味を聞かれれば、「月並みですが読書です。」と答えています。
読書以外では、音楽鑑賞、美術鑑賞、そして将棋かなと思います。

将棋の腕前は、日本将棋連盟のアマチュア3段の認定証を持っていますが、
実力は、アマチュア初段程度だと思います。

日曜の朝、NHKの将棋トーナメントを観戦するのが、習いになっていまして
先週は、俊英の藤井聡太さんの勇姿も観ることができました。

遅ればせながら、惹句を紹介。

“古代インドの発祥とされる疑似戦争ゲーム「チャトランガ」はさまざまに形を
変えて洋の東西に伝わり、 極東の島国にたどりついたとき、世界に類のないゲーム
として完成した。日本人がつくりあげた「将棋」の面白さ、深さはプレーする者
のみならず、広く人々の知的好奇心を刺激し、学問・研究のテーマとして興味が
尽きないほか、いまや「観るだけのファン」も多数現れている。”

“将棋はなぜ世界でオンリーワンのゲームなのか? 将棋はどのようにして生まれ
たのか? 将棋はなぜ人を夢中にさせるのか?わが国を代表する哲学者と将棋界のスーパースター、そして将棋を盤外で探求する識者たちが解き明かす日本文化としての
将棋の謎。将棋を指さずに将棋を知りたい人のための、かつてなかった将棋の教養書!”

章立ても紹介。

■序 章 「将棋学」ことはじめ――盤外の文化、ここに集う 尾本恵市
■ 第1章 いまこそ将棋を知ってほしい――大山・升田からAI、怨霊思想まで
 梅原 猛×羽生善治
■第2章 将棋はどのようにしてできたのか――考古学が追う「誕生」のミステリー
 清水康二
■第3章 将棋はなぜ人を夢中にさせるのか――数理で示す「面白さ」のメカニズム
 飯田弘之
■第4章 将棋の駒はなぜ芸術になったのか――職人が明かす「わざ」の見どころ
 熊澤良尊
■第5章 将棋はなぜ「頭のよい子」を育てるのか――教育者が説く「負けました」
の効能 安次嶺隆幸
■第6章 将棋の「観戦記」はどう変わったか――取材現場で見た将棋界の「
 ハイテク化」 大川慎太郎

梅原猛さんは、残念ながら、亡くなられたので、本書における羽生さんとの対談が
「鳥の歌」かもしれないですね。
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