2018年7月28日(土)に、長野県飯島町にある、JR飯田線 田切駅前に「聖地巡礼発祥の地」の記念碑除幕式があると、6月半ばにツイッターで流れてきましたので、参加してきました。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180704/KT180703GYI090008000.php
1991年の「究極超人あ〜る」OVAで、飯田線が舞台となっており、田切駅から伊那市駅まで、光画部の面子が自転車 轟天号に乗って疾走するという話です。
飯田線のΩカーブでは、人が走るのと、電車どちらが早いというのは、「探偵ナイトスクープ」でありました。
記憶にあるのでは、1991年ごろでしょうか、テレビでこれを見たことがあり、長野県のローカル線がモデルになっていて、見てみたいなと幼心に思いました。
当時は、ネットもなく、「聖地巡礼」という言葉もありませんでした・・・(・ω・)
それから27年。
此の間に、聖地巡礼・舞台探訪が一般に膾炙する時代となりました。
私は、アニメを見て、聖地巡礼する趣味を持ちました。
「究極超人あ〜る」で出てきた、田切駅が聖地巡礼発祥の地だと知り、中々巡礼する機会が無い土地で、これは是非ともと思い、青春18きっぷで馳せ参じました。
台風が関東に来ており、関西にも来るとニュースで言っていたので、どうなるか不安でした。
朝の天気は曇り。どうなるのやら…(’・ω・’)
始発で、先ずは大阪駅へ。
そこから、米原まで向かいます。
朝が早いですが、お客さんもぞろぞろ。
米原乗り換えで、名古屋へ。
千種から、「ワイドビューしなの」で、塩尻まで向かいます。
この路線は、初の路線なので、色々見渡して居りました。
中津川を超えると、山深い渓谷を進んでいきます。
横の木曽川には大きな石がゴロゴロと。
水力発電所があり、看板を見ると、関西電力のマークが。
供給エリア外(中部電力エリア)のこんなところに関電の発電所があるとは存じておらず、驚きでした。
関西電力 水力発電所一覧
http://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/newenergy/water/plant/list.html
天候が怪しく、途中雨が窓ガラスを叩きつけていました。
塩尻に着くと雨は止み、曇天でした。
2時間ほど乗り、乗り換えの塩尻駅へ。
ここは、ワイン名産地で、駅の改札外にはワインの樽・蓋が並んでいます。
辰野でまた乗り換え、目当ての飯田線に乗りこみます。このあたりがJR東海・東日本の境界となっているので、両社の制服が見れます。
これが光画部が乗っていた、飯田線かと思い、心が躍っていました。
それに揺られ、1時間ほど。
ようやく、田切駅に着きました。
「着いた――!!」
目の前には、「究極超人あ〜る」で出てきた、田切駅と同じ光景が広がっていました。
ようやく、28年前、田切駅、飯田線に行きたいと思っていた念願が達成でき、ようやく来れたんだという気持ちになり、写真を存分に撮影しました。
このシーンが、光画部の面子が凹んで座っていたホーム。
あ〜るが自転車を改造した場所、「ここだ!ここだ!」と年甲斐もなく、燥いでいました。
暫くして、ファンが寄贈したいう駅スタンプを管理しているお家(もともと酒屋だった、下村商店さん)に行きました。
中には、過去のファンのイベントの写真・グッズ・スタンプが並んでおり、ノート(放送直後の分はコピーのみ)を見ると、放送された1991年からのファンの書き込みを拝見しました。
聖地巡礼という言葉もなく、ネット、ツイッターもない時代に、ファンが何処からともなく集ってきた足跡を眺めていました。
ファンは舞台となった場所を求めて、探訪するという不変の真理を感じました。
今の聖地巡礼の原点(ファンが何度もリピーターとなって巡礼する)となった場所というのを年季の入った書きこみを見て、約30年前のファンの熱意を感じました。
そこではお店の方、ファンの方と雑談して、「究極超人あ〜る」のコアな話をしていました。
暫くして、駅の反対側にある、聖徳寺の駐車場に向かいます。
そこが今回の石碑があり、除幕式の会場です。
(次の章に続く)
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