平成が終わろうとしている。
戦争しないで済んだ。
令和の時代も、どうか高度な政治力をもって、戦争を避けて欲しい。
憎むこと・殺すことを教えるような時代には、なって欲しくない。
どうか豊かな想像力をもって、理解と寛容が広がる時代となりますように
亡父は、終戦当時18歳だった。
飛行機乗りだった。
操縦も整備もした。
爆撃機の鼻先?の銃座に座らされ、降下したら何でもいいから引き金を引け、と。
相手の顔がわかるほどの距離に、ただただ目を瞑って続けた、とか。
空襲の中機位を見失い、夜明けを迎えた時には富士の反対側に出ていた。
近くの基地で燃料を補給してもらい戻ると、すでに戦死したことになっていた、とか。
終戦となり故郷に帰ると、実母・実姉はすでに亡く、自分も位牌になっていた。
実父にはすでに後妻があり弟も生まれいて、家に入れてもらえなかった、とか。
戦後50年の年、当時1歳の孫に伝えたいことない?と聞きだした父の体験は、ほんの一部だったと思う。
誰にも語らず、あの世まで持っていった経験もあったと。
苦しかったと思う。
戦争は、最悪の選択だと思う。
どうか2度とそんな道をゆくことがありませんように
祈らずにはいられません。
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