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日記一覧

蝶人物見遊山記第319回 & 鎌倉ちょっと不思議な物語415回恒例の文学散歩はひさしぶりの好天に恵まれ、郵便局前に集合。お馴染みの学芸員の山田さんの案内で下馬四つ角から、由比若宮、乱橋、向福寺を経て材木座の光明寺まで歩きました。山田さんは今回

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.328○ 創立記念式典/社長のあいさつ*1ただいまご紹介に預かりました朝風龍一郎であります。*2本日は朝風産業株式会社の創立100周年の式典にご出席を賜りましてまことにありがとうございます。皆さ

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照る日曇る日 第1305回作者が二〇歳前後の青春時代の模索期の作品をスクープしたものだが、その切実さと実験精神にうたれる。あの頃は私もなにも無かった。下宿で悶々としているだけだった。しかしこの人はその「無かった」と「もんもん」を空雑巾を絞る

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照る日曇る日 第1305回作者が二〇歳前後の青春時代の模索期の作品をスクープしたものだが、その切実さと実験精神にうたれる。あの頃は私もなにも無かった。下宿で悶々としているだけだった。しかしこの人はその「無かった」と「もんもん」を空雑巾を絞る

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照る日曇る日 第1304回御存じ安倍晴明が大活躍する人気漫画ずら。後書きで原作者が描いているように岡野玲子の平安時代の陰陽師に対する思い入れと描写の美しさ、深さは比類がない。付録には平安京と内裏の地図がついているのだが、これが今まで見たこと

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.327新社屋落成式/社長のあいさつ本日は山川ガリバー株式会社の新社屋の落成式にご出席賜りましてありがたく厚くお礼申し上げます。私は、このほど代表取締役社長に就任いたしました山川啓一郎と申します

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照る日曇る日 第1303回オウム事件、サバタイ・ツェヴィとナタンの2人組などを念頭に、20世紀末世界のすべて、すなわち宗教、哲学、文明、社会、生と性を総覧しつつ一気に描き下ろされた文豪の驚異と愉快と怒涛の大河全体小説なりい。「転向」てのはど

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蝶人物見遊山記第318回鶴屋南北の波乱万丈の大活劇をみる。本筋の噺自体はかなり荒唐無稽。実在した徳兵衛を天下大乱の張本人に仕立て上げる脚本に無理があるのだろう。しかし天竺徳兵衛がアイヌの民族衣装の厚司を着て登場したり、座頭の徳市となって異国

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そんな自分がいた
2019年10月23日07:56

これでも詩かよ 第269回 秋の陽が釣瓶落としに墜ちる夕べ、うなぎのウナゴロウが、ひまつぶしに、うなぎのひまつぶしを食べている。そんな自分がいた。        「緊張で慌てましたが、サッカーをする幸せを感じて、腰や足の痛みもうれしかった」

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照る日曇る日 第1302回第4次対フランス大同盟が成立した1806年、ナポレオンはプロイセンに遠征してベルリンに入城。翌年はロシア軍と戦って勝利し、翌々年はマドリッドが蜂起したスペインの暴動も収めるが、1809年には第5次大同盟の一角オース

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.326業績優秀者表彰式/営業本部長のあいさつただいまより、弊社第25期京浜地区業績優秀者の表彰を行います。*1年々国内外の市場競争、ブランド競争、本部間競争が激化するなかで、この度わが第5営業本

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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2062、63、641)クロード・ルルーシュ監督の「男と女」何回見ても酷い映画。通俗的なラブストーリーにテレビCMのような感傷的な音楽をつけてカッコいいと思う超ウザイ感覚は映画芸術から程遠いもの。アヌーク・エー

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.325○業績優秀者表彰式/本人のあいさつ今回、業績優秀者のひとりとして表彰を受けました湘南地区担当外商の吉川です。ただいま本部長より過分のお褒めを頂戴いたし、恐縮の至りであります。さきほど本部

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.324○ 永年勤続表彰式/本人のあいさつ本日は私のような者のためにこのような晴れがましい席を設けていただき、うれしいやらはずかしいやらでドキドキいたしております。*1また先ほど社長より身に余る過

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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2059、60,611)ニール・バーガー監督の「幻影師アイゼンハイム」主人公が幼馴染の恋人のために一世一代の奇術を敢行したらしいのだが、どういう仕掛けなんだかさっぱり分からずじまいだった。2)ローディー・ヘリント

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続 蝶人神無月映画劇場
2019年10月16日08:38

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2056、57、581)ローランド・ズゾ・リヒター監督の「ドレスデン、運命の日」珍しくもドイツ側から連合軍の無差別攻撃の残酷を描く。戦争になるともはや正義も悪もへったくれもない皆殺しになっていくのだ。2)レン・ワ

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音楽千夜一夜第436回むかしなんとなく箱買いしてしまった当盤には、39枚のCDと3枚のDVD、それに懇切丁寧な解説が付されていて、生きてる限りは末永く楽しめます。演奏はクリスティ指揮レザール・フロリサン、ルネ・ヤーコブ指揮コンチエルト・ボカ

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蝶人神無月映画劇場
2019年10月14日12:37

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2050〜551)ロベール・アンリコ「若草の萌えるころ」ジョアンナ・シムカスが揺れ動く若い女の日常を好演。それをアンリコが舐めるように写し取る。「冒険者たちの」の翌年1968年の作品ずら。2)ジェセフ・L・マン

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ある晴れた日に第586回ミエコさーん、ぼく、さいたま市すきですお。そう、お母さんも好きですよ。今度一緒に行きましょう。いやですお。サイタマシ、サイタマシ。お母さん、ぼく心配ないですよ。何が?マスイですお。マスイ、できそうですか?できそうです

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照る日曇る日 第1301回「堤中納言物語」は鎌倉最初期の成立であるが、校注の塚原鉄男氏が解説するとおりその内容は平安末期の文学精神の精粋の発露であり、ある意味では現代文学の先端に通じるような要素も内包したその最高の達成である。それはまず「こ

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照る日曇る日 第1300回「賜物」は2010年に同じ訳者、沼野充義氏による河出書房版の翻訳で読んでいたが、今回の新潮社版はあれほど詳しい注釈をやめて新訳したという。でもいずれにせよ本書は、基本的にはプーシキン、ゴーゴリなど偉大なロシア文学者

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蝶人物見遊山記 第317回じつはこの人の作品を今までちゃんとみたことがなかったので、東京駅まで行ったついでに丸の内北口まで足を伸ばしてとくと見物してきました。1階から3階までの狭い会場になんと160点もの作品がぎっしり。その多くが肖像画と静

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蝶人物見遊山記 第316回今回は、舞囃子が金春流による「経政」、喜多流の「三輪」宝生流の「熊野」、観世流の「船弁慶」、そして和泉流の狂言「仏師」を挟んでの能は「乱」という多彩な演目でした。舞囃子では冒頭の「経政」の地謡にわが柏崎嬢の姿も見受

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本日休演
2019年10月08日19:55

久しぶりの東京で疲労困憊ずら。

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照る日曇る日 第1299回関東大震災直後の1923年9月16日、大杉栄、大杉の妹、橘あやめの子である宗一と共にわずか28歳の若さで非業の死を遂げたひとりの女性が遺した創作、評論、随筆、書簡を、彼女の全集から手際よくチョイスした好箇の読み物で

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ある晴れた日に第585回去るって、なに?いなくなること?そうだよ。駅構内は?駅の中よ。きっぷ買って入るとこよ。お父さん、保土ヶ谷、保土ヶ谷区でしょう?そうだよ。お母さん、ゼンジさんねえ、近鉄丹波橋でお仕事してる?そうよ。お父さん、ご無沙汰っ

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自由律詩歌その47
2019年10月05日09:57

ある晴れた日に第584回やくやくやくやけやけやけやこやこやこやさやさやさやしやしやしやすやすやすやせやせやせやそやそやそやたやたやたやちやちやちやつやつやつやてやてやてやとやとやとやなやなやなやにやにやにやぬやぬやぬやねやねやねやのやのやの

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.323アメリカも、中国も、ロシアも、イスラエルも、英国も、ブラジルも、他ならぬこの国も、その他ここに書ききれない数多くの国々も、ほんとうに碌でもない、犬猫にも劣る指導者が偉そうに「指導する」よ

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ある晴れた日に第583回なにゆえに下らない「調査報道」でお茶を濁す文春並みのスクープをやれ朝日なにゆえに「韓国なんて要らない」と決めつける要らないのは「週刊ポスト」だなにゆえに嵐の後で生まれ出る今日はルリシジミの大量発生日なにゆえに今頃条例

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