mixiユーザー(id:5501094)

日記一覧

ある晴れた日に第424回愚かなる国の愚かな人々が愚かなる戦仕掛けたり75年前の今日粋筋の綺麗どころが映るので一入楽しい大相撲観戦インディペンデント映画館が減っているのはインディペンデント映画を愛するインディペンデントな人が減っているからモン

続きを読む

ある晴れた日に第423回平成は、天皇陛下が亡くなったからでしょ?そうだよ。お父さん、動物の英語は?アニマルだよ。動物、動物、動物。お母さん、ぼくが笑ったから、森田先生バカタレて言ったんですよ。そうなの。そうなんですよ。バカタレー、バカタレー

続きを読む

自由律詩歌その13
2016年12月28日09:58

ある晴れた日に第422回また冬が来た栃麺棒頓珍漢珍紛漢紛別乾坤民草は国家に優越するガチンコ勝負じゃジギタリスには毒がある談志が懐かしい3分ごとに電話するのはよせ未練を整理する暗い予感もうあとがないボブ・ディランの歌を聴いたらボブ・ディランに

続きを読む

自由律詩歌その12
2016年12月27日10:56

ある晴れた日に第421回きりしとほろり自縄自縛 自縄自爆さぞや無念であったろう死んだら神様よ三角巾が結べない横結びができない青色テロ捨閉閣抛 醜いものが美しい美しいものが醜いシュウマイが先かハルマキが先か地霊憤怒す一震に全滅を予感す一音に万

続きを読む

寅さん6連発!
2016年12月26日09:55

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1115、1116,1117、1118、1119、1120○山田洋次監督の「男はつらいよ 噂の寅次郎」をみて大原麗子をヒロインに泉ピン子、室田日出男、志村喬が出るシリーズ第22作。大原麗子のの楚々とした風情がなんともいえない。

続きを読む

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1113、1114○クリント・イーストウッド製作監督主演の「ブッラッド・ワーク」をみて心臓移植とか希少な血液型がキモになっているサスペン&スアクション映画だが、敵は意外にも隣人だったというオチは頂きかねます。○

続きを読む

蝶人物見遊山記第226回鎌倉交響楽団でも第9演奏会はやっているのですが、ここではいつのまにか肝心の合唱の歌詞がドイツ語ではなく私の大嫌いな中西礼という人物による奇妙な日本語訳で歌われるので敬遠して、今回はじめて隣町逗子の「第9」を聴いてみま

続きを読む

照る日曇る日 第919回著者による2004年から2015年までの作品を1冊にまとめた、ああ堂々の「短歌+α」の詩歌集である。六月は青木さんとのセックスにもれなくついてくる愛してる人の道よこぎってゆく蟻の道よこぎってゆく人間のわたし自民党には

続きを読む

ある晴れた日に第420回お母さん、ぼく午後海に行きますよ。はい、分かりました。お父さん、ぼく午後海に行きますよ。分かりました。お母さん、東幹久がねえ、比嘉さんに「お前なんかまだ早すぎる」っていったんだよ。どこで言ったの?「どんど晴れ」で。そ

続きを読む

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1109、1110、1111、1112ジャッキー・チェン主演監督の「ポリス・ストーリー香港国際警察」「ポリス・ストーリー2」「ポリス・ストーリー3」「ポリス・ストーリー・レエジェンド」をみて「ポリス・ストーリー香港国際

続きを読む

洋画3本立ずら。
2016年12月20日10:44

闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1106、1107,1108○デヴィッド・フィンチャー監督の「ゲーム」をみて冷酷な守銭奴を死ぬか生きるかの瀬戸際に追い込んでおいて最後の最後に改心させるという史上空前の大掛かりなゲームが、そいつの誕生日のプレゼント

続きを読む

初めて買ったレコード
2016年12月19日09:41

音楽千夜一夜第382回久しぶりに書棚を整理していたら、古いレコードが出てきました。確かこれは私が1970年代の初めに、横浜の弘明寺の小さな楽器店で初めて買ったクラシックのレコードです。当時フィリップスというレーベルの廉価版に「フォンタナ」と

続きを読む

蝶人物見遊山記第225回冬晴の好日、久しぶりに東京へ出て、歌舞伎5時間と文楽5時間を朝から晩まで丸一日見物しました。どっちも忠臣蔵で、どっちも大体おんなじところをやっています。7段目の「祇園一力茶屋」は文楽だけだが、8段目の「道行旅路の嫁入

続きを読む

 照る日曇る日 第918回記紀などと称して「古事記」と「日本書紀」の中身を一体化させる読み方に異議を唱え、警告を発した著者が今度は列島の古代史研究に欠かせない「風土記」を俎上に乗せておいしく調理した興味深い新書本である。風土記はおそらく各国

続きを読む

照る日曇る日 第917回塵挨に包まれて空も見えないえんとつ町を舞台にした童話ずら。しかしプロットにしても作画にしてもその全体に漂う既視感と既読感、うさんくささの正体はいったいどこにあるのだろう?ハロウインの夜に配達中の心臓がゴミ山に落ち、そ

続きを読む

音楽千夜一夜 第381回英国のジェントルマン指揮者サー・エイドリアン・ボールト(1889年〜1983年)の名を知る人も少なくなったが、これは彼の指揮するバッハ、ブラームス、ベートーヴェン、ワーグナーなどをセレクトした11枚組のCDである。1

続きを読む

照る日曇る日 第916回本巻には一高の「校友会雑誌」をはじめとする若き日の著者の小説や随想、あれやこれやの談話筆記、「春琴抄」や「細雪」などの創作ノート、最後は生涯にわたる「歌稿」が雑然と掲載されている。初期作品の冒頭は著者の高等小学時代の

続きを読む

照る日曇る日 第915回題名がなんだか物凄くてこれはいったいどういう意味だろうかと思ったのだが、要するに伊藤野枝の熱狂的ファンが書いたかなり偏執狂的な伝記だった。果たしてこれが野枝や大杉栄や辻潤の実像なのだろうか。私は右翼やファシストより左

続きを読む

蝶人物見遊山記第224回&鎌倉ちょっと不思議な物語第374回12月4日まで国宝館で開催されていたのは「鎌倉MEETS東大寺」というテーマで武家の古都と南都をつなぐ絆を見出そうという展覧会でした。なんでも「東大寺サミットinかまくら」というイベント

続きを読む

続 スズメバチの話
2016年12月10日21:04

承前  青い空と青い東京湾を一望するこの峠までくれば、熊野神社はもう眼と鼻の先だ。小ぶりの上之宮から大きいしものみやまで一気に駆け下ると、辺りは見渡す限りヤブミョウガの白い花畑だった。  こぞことしまた出会いけりヤブミョウガ  なる駄句を即座

続きを読む

照る日曇る日 第914回いつもならどんな短編でも最初の1行目から最後の1行まで耽読して、「良かったな、素敵な翻訳だな。ああこれが小説の醍醐味というものだな」、と軽いためいきのようなものが出てくるのがこの作家の本を読むときのならいであったが、

続きを読む

生き延びるための音楽
2016年12月09日10:43

音楽千夜一夜 第380回古代ギリシアの吟遊詩人ヘシオドスは、大昔は「金」の時代だったけれど、次は「銀」の時代、「青銅」の時代、それから「英雄」の時代を経て「鉄」の時代がやってくると予言したそうです。この節はテレビをみても、新聞を読んでも暗い

続きを読む

耕君のリクエストで熊野神社を通る山登りコースを走破する。走破といっても息子が飛ぶように走り歩くのを息も絶え絶えに追うだけの40分である。  朝比奈の滝のところで前方を行く太郎を見かけた耕君は「ぼく、帰ります」と引き返そうとしたが、(彼は犬が苦

続きを読む

黒い海  昔の日記から
2016年12月08日20:55

明け方、久しぶりに夢を見た。  強い風に吹かれ、黒い海に向って広がる黒い浜辺に立ちすくんでいたら、突然足元から猛烈な勢いで黒いあざらしが黒い波間に飛び込んでいった。黒い藻に覆われた海水を見透かすと、それはあざらしではなく、いままで余の足元で

続きを読む

音楽千夜一夜 第379回グレン・グールド( 1932 - 1982)は、画期的なバッハの演奏で知られるカナダの名ピアニスト、朝比奈隆(1908- 2001)はブルックナーの演奏で知られた我が国で最も偉大な指揮者です。2人は残念ながらすでに故人ですが、朝比奈隆氏が

続きを読む

ナガサキでアゲハだった
2016年12月07日18:52

 書斎の隣の狭い庭に健君が6年生のときに植えた夏みかんの樹があり、そこにいろんなアゲハチョウがやってくる。今日もナガサキアゲハのメスが飛来して樹の周囲をぐるぐる旋回。何箇所かに産卵してから名残惜しそうにまた1周して、遠くに飛び立っていった。羽

続きを読む

未来世紀ブラジル今日も中野坂上の工芸大へ行く。  テリ―・ギリアムの「未来世紀ブラジル」は好きな映画だが、ここに出てきた近未来都市さながらの光景が、中野坂上駅前のサンブライト・ツインビルの外装である。階上に向かうエスカレータに乗って左上方を

続きを読む

第2章 丹波夏虫歌〜ウナギのQちゃん                     「さあ、真っ黒なウナギのやつが、ヤナの中に入っているかな……」 ケンちゃんはそばに誰かが立っていたら絶対に聞こえるんじゃないかと心配になるくらい心臓が強く鼓動を打

続きを読む

 今日の朝日の夕刊で窪田晴男さんというギタリストがNHKのW杯テーマ曲を歌ったオレンジオレンジというバンドのエンディングの音程の悪さについて、それを注意しない「大人の責任」について論じていたが、そういう問題ではないだろう。その程度の歌、という

続きを読む

音楽千夜一夜 第378回私は、昔は音楽といえばクラシック、クラシックといえばベートーヴェン 、ベートーヴェンといえばフルトベングラーの第9交響曲が大好き、という笑うべき超保守的人間で、モーツァルトなんて内容空疎な軟弱な2流の音楽家と勝手に思

続きを読む