mixiユーザー(id:5501094)

2021年05月10日10:17

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俵万智著「未来のサイズ」を読んで



照る日曇る日 第1575回

2013年から2020年までの足掛け8年間に、石垣島と宮崎で詠まれた418首を集めた歌人の第6歌集である。

潮の香のパンツ、靴下、ランニング 少し惜しみて洗いゆくなり
生き生きと息子は短歌詠んでおりたとえおかんが俵万智でも

日ごとに成長していく息子を見守る母のまなざしがそのままリアルに本書に刻まれた。

制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている
我のみが赤旗揚げし勝負あり君らに贈る渾身の赤

母は、大人は次の世代のために大切なものを手渡ししなければならぬ。

テンポよく刻むリズムの危うさのナショナリズムやコマーシャリズム
生きながら死につつもある人間は勝ちながら負け、負けながら勝つ

成長したのは子供だけではない。大人である自分自身が成長しなければ未来はないのである。

 「ぜひ遊びにきて下さいね」と言われたが選挙事務所って何するところ? 蝶人

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