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2019年12月07日10:44

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スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ生誕90周年記念ボックスを聴いて



音楽千夜一夜第440回

2017年に93歳で没したポーランド生まれの指揮者が彼の手兵だったザールブリュケン放送交響楽団(現ドイツ放送フィル)を振った全28枚組のCDを楽しく聴き終わりました。

ここに収められたのは彼が得意にしていたブルックナーをはじめ、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンの交響曲全曲の他に、バルトーク、ベルリオーズの作品などですが、どれを聴いても作曲家の音符が忠実に鳴り渡っているという「真っ当な」感じがして、音楽以外の夾雑物の介在を感じさせない。

こういうのを、妙な違和感がまったくしない純音楽的表現、と言うのかもしれませんが、かと言うて水の様に淡白なのかと聞かれたら、味もそっけもあるのだから、複雑です。

死ぬ間際には頻繁に来日して読響などに客演して喝采を浴びていましたが、彼がミネソタ響のシェフの時代からのファンだった私としては、なにを今更という感じでありやした。

録音、演奏も優れたこのアルバムですが、一番面白かったのはブルやベトよりも彼の自作自演をスクープした1枚で、「ミュージック・アト・ナナイト」、「ファンタジー夜の横笛」「シンフォニー、ケン・デイトンの思い出」の3曲をぜひ一度耳にして頂きたいと存じます。

   今すぐに死すべき奴らが生き残り死んではならない人が死ぬ冬 蝶人


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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月07日 11:24
    日本人は、存命中の高齢ブルックナー指揮者を極端に神格化する傾向がありますね。チェリビダッケ、ヴァント、スクロヴァ、現在はブロムシュテットです。それぞれ優れた指揮者ですが、おっしゃるとおりそれ以前の若いころから素晴らしい。
    ミスターSは、神様として棚に奉られるより、もう少し「即物的」(ザッハリッヒ)な演奏を得意としました。プロコフィエフやバルトークなどと相性がよかったのもうなずけます。
    ブルックナーは、元々「アルテ・ノヴァ」という当時は珍しかった格安レーベル(現在の「エームス」へとつづく)からの発売で、評判となりました。
    彼もまた、昔の指揮者がほぼ全員そうだったように、「作曲をする指揮者」です。現役の若い指揮者で「作曲」する人は、どのくらいいるのでしょうか。「作曲」する才能や経験は、もしかしたら、指揮者にとって、重要なのかもしれません。

    末尾の句が、いつもながらに素晴らしいです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月07日 11:57
    いちどだけですが、読響を振るブルックナーを聴く幸運がありました。まー、信じられぬほどの、凄みでした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月07日 12:38
    > mixiユーザー 若い時の方がよかった指揮者の典型は小澤とコバケンですが、バーンスタイン、サバリッシュなんかもそうだったような気がします。ミスターSは指揮者兼作曲家ではなくて、作曲家兼指揮者かも。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月07日 12:38
    > mixiユーザー 手(パー)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月11日 20:26
    >彼が得意にしていたブルックナーをはじめ、ベートーヴェン、ブラームス、
    シューマンの交響曲全曲の他に、バルトーク、ベルリオーズの作品

    まさに、交響曲の王道ですね(^^♪
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月11日 20:46
    > mixiユーザー 手(パー)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月12日 23:06
    > mixiユーザー 敬虔なクリスチャンだった中村哲さんへ https://www.youtube.com/watch?v=qllREi8QMp4
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    mixiユーザー2019年12月13日 09:57
    > mixiユーザー ペンギン
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月13日 18:27
    > mixiユーザー 安らかに。「無」の真っ暗闇の奥かと拝察しますが。

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