闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2056、57、58
1)ローランド・ズゾ・リヒター監督の「ドレスデン、運命の日」
珍しくもドイツ側から連合軍の無差別攻撃の残酷を描く。戦争になるともはや正義も悪もへったくれもない皆殺しになっていくのだ。
2)レン・ワイズマン監督の「トータル・リコール」
ポール・バーホーベンがシュワルツェネッガーを主役にした1990年版に次ぐ2012年版。セレブは英国に、下層民は豪州に分離して棲息しているという核戦争後の様相はさおもありなんという設定。
記憶はすべて脳の中にあるのだから、それを書き換えたり、別の記憶を移植すれば当の本人は大混乱するに決まっているのだが、小説や映画にするぶんには楽しく高みの見物をしていられる。
3)ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「影の軍隊」
ナチ占領下のフランスのレジスタンスをになった人々を重厚に描く名作。さすがは自らも運動に参加しただけにその生々しさは半端ではない。リノ・ヴァンチュラ、シモーニュ・シニョレが好演。
台風で民草が死のうが生きようが知ったこっちゃない安倍蚤糞共 蝶人
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