闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2017〜2021
1)ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「仁義」
「どんな人間も罪人だ」てふ監察長官の人間洞察の言葉が深く身にしむ人世人情活殺ドラマであるなあ。全編を通じて人も画面も暗い。不思議なことにこの監督の元でのドロンは魅力的にうつるが、愚かな日本人観客は歓迎しなかった。
2)ウォルター・ヒル監督の「48時間」
エディ・マーフィーを見出したヒル監督はさすがだが、ニック・ノルティとのからみがいまいちで、あんまり面白くない刑事サスペンスもの。
3)マーク・フォスター監督の「ワールド・ウオーZ」
未知のウイルスによって凶悪なゾンビが世界中で大発生。引退して家族と幸せに暮らしていたブラビが大活躍してなんとか急場を凌ぐ。しかしこんなゾンビにならなくとも凶悪ウイルスで人類が滅びる確率はきわめて高いだろうな。
4)デイビッド・イェーツ監督の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
ハリポタの新シリーズで原作者が脚本を書いたそうだが、こんな下らない映画を喜んでみる連中の気が知れないずら。
5)ロン・ハワード監督の「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」
1962年のレコード・デビューから66年のさんフランシスコ公演までのグループの内幕を興味深くみせるドキュメンタリー。69年1月30日のアップルコアにおけるルーフトップ・コンサートは感動的である。
君と僕どちらが先に逝くのかなさはさりながら楽しく語らう 蝶人
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