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mixiユーザー(id:5501094)

2017年12月25日10:56

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降誕祭の音楽


音楽千夜一夜第404回

Sさん、いかがお過ごしでしょうか?
12月といえばクリスマスの季節。そちらはもう雪が降りつみ白一色のホワイトクリスマスではないでしょうか。

そこで今宵は、北国の降誕祭にふさわしい音楽をピックアップしてみたいと存じます。

まずはなんといってもビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」ですね。
1941年にアーヴィング・バーリーが作詞作曲し、クロスビーが晴れやかな声で歌いあげたこの名曲は、我が国の内村直也作詞・中田喜直作曲の「雪の降るまちを」にも似た古閑で鄙びた趣もあって、世界的にヒットしたのではないでしょうか。

 https://www.youtube.com/watch?v=CuIn95h10ZQ&t=202s

次はドイツの作曲家、セバスチャン・バッハのオルガン曲です。
「小川」という名前をもつこの偉大なドイツの作曲家には、その名も「クリスマス・オラトリオ」という大曲もありますが、この季節に私が聞きたいのは、教会の礼拝の前にオルガンで演奏されるコラール前奏曲です。

「オルゲルビュヒラインBMW599-644」などのコラール前奏曲は、昔から著名なオルガニストによって演奏されてきましたが、私がひそかに愛聴してきたのはアルベルト・シュヴァイツァー博士の演奏です。

「生命への畏敬」を唱え、赤道直下のアフリカ・ガボンで医療と伝道に尽くし、ノーベル平和賞を受賞した「密林の聖者」は、優れた医師・哲学者・神学者・音楽学者であったばかりか、知る人ぞ知るオルガン奏者でもあったのです。

 https://www.youtube.com/watch?v=ySRsQlgx6hk

シュヴァイツァー博士が弾くコラール前奏曲は、技術をひけらかすどころか、聞きようによってはむしろ下手くそといえるかもしれません。

しかしそれにじっと耳を傾けていると、村の古い小さな教会でオルガンを弾きながら子供たちと讃美歌をうたっている小太りの老人セバスチャンの姿が、おのずから浮かび上がってくるような古拙な演奏で、これこそ神様が嘉し給う敬虔な調べというものではないでしょうか。

バッハの音楽の本質は神への尽きせぬ感謝とひそやかな祈りであり、その名の通り小さな川のように流れる日々の頌歌にこそあるのでしょう。


最後はご存じ管弦楽の神様、ヘルベルト・フォン・カラヤンが、名手ウィーン・フィルを指揮したクリスマス・アルバムです。独唱は黒人ソプラノ歌手、レオンティン・プライスですが、彼女が無心に歌う「清しこの夜」や「アヴェ・マリア」を聴いていると、文字通り心の底から清められていくような気がいたします。

 https://www.youtube.com/watch?v=hzv7qoAHow8&t=80s

それではSさん、今日はこの辺で。どうぞ良いクリスマスと新年をお迎えください。

      主よ人の望みの喜びよわが心に流れる一筋の川よ 蝶人



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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 11:55
    メル・トーメのクリスマスソングが好きです。ナット・キング・コールはあまでうすさんの好みではないいかもしれませんが、私はシナトラよりも泣けるかも https://www.youtube.com/watch?v=hwacxSnc4tI
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 12:24
    > mixiユーザー 手(パー)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 12:43
    キリスト教系の学校で育ったせいか、クリスマスには数々の讃美歌が胸に沁みます。そしてメサイヤになだれ込みます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 13:10
    > mixiユーザー 手(チョキ)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 14:16
    「雪の降るまちを」、この作詞をこの作曲ならずしては他にあるだろうかと。
    歌うたびにこのマッチングに感動します。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 14:24
    > mixiユーザー あれは名曲ですよね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 14:36
    手(チョキ)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 19:35
    私も彼のオルガン演奏3枚組のCDを持っています。
    彼の生家でいつも練習していたオルガンも見てきました。
    私が子どもの頃には「尊敬する人物」の筆頭がシュヴァイツァーでしたね。

    クリスマスソング集には素敵なものがいっぱいありますが、変わった取り合わせではアズナブール、ドミンゴ、シルシェブー?の「クリスマス・イン・ウィーン」。今探したら行方不明だわ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 19:59
    良きクリスマスプレゼントの音楽、ありがとうございました。
    シュヴァイツァー博士が弾かれている3曲目のBWV622は思い出深い曲です。
    その昔、たしかNHK−FMだったと思いますが、森有正さんがこの曲を紹介されて、曲の最後の突然の転調に宗教的な啓示を感じる、というようなお話をされていました。ちょうど人生の転調に直面していた時でしたので、そうした極私的事情と重ね合わせてこの曲は繰り返し聴きました。森有正さんが自らオルガンを演奏されていたLPも買ったのですが、引越しの時に処分してしまいました。あの時にいろんなものを処分しすぎた…という気もしますが、覆水盆に返らず。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 20:03
    いい雰囲気だなぁ・・・文もコメントも・・イイネexclamationわーい(嬉しい顔)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 20:12
    > mixiユーザー 東芝EMI3枚組とはさすがです。録音は悪いけれどなぜか心に沁みる演奏ですね。可哀想にシュバちゃん、もはや世界から忘れ去れそうずら。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月25日 20:15
    > mixiユーザー そういう思い出がありましたか。そういえば森さんもオルガンを弾く人でしたね。むかし私が会ったパリジェンヌが、ムシューモリは語学はいまいちだけど、人格が素敵だわとに抜かしておりましたっけ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 08:24
    ありがとうございます。
    あまでうすさんの、センスを感じます♪
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 09:18
    > mixiユーザー 手(パー)恐縮です。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 21:45
    > mixiユーザー 「BIng Crosby - 40 Christmas Hits 」は、母親にLPレコードで買ってプレゼントしてやった過去を持っています。懐かしかったです。ありがとうございました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 21:54
    > mixiユーザー 「村の古い小さな教会でオルガンを弾きながら子供たちと讃美歌をうたっている小太りの老人セバスチャンの姿が、おのずから浮かび上がってくるような」アルベルト=シュヴァイッツアー博士のオルガン弾きの姿勢を写した朴訥な写真ではありましたが、この簡易オルガンの音ではないような気がしますね。パイプオルガンのアテレコのような…。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 22:11
    > mixiユーザー そうでしたか。思い出のレコードですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年12月27日 22:11
    > mixiユーザー なるほど。そうかも知れませんね。

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