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日記一覧

ある晴れた日に 第621回僕、映画村好きですお。映画村ってどこにあるの?西日本ですよ。コウくん行ったことあるの?修学旅行で行きましたお。そうなんだ。お父さんも行きたいな。お母さんも行きたいな。コウ君と一緒にまた行きましょうか?嫌ですお。ヒタ

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西暦2020年卯月蝶人酔生夢死幾百夜中国の銀行に一度入金すると帰ってこない懼れがあるので、私は金庫に潜入してそれがどこにあるか確かめることにしている。今回は「永久凍結」と書かれた麻袋に入っていたので一安心した。4/1ある日、ふと思い立ってバス

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2338~421)ジョン・フォード監督の「モガンボ」1932年製作の「紅塵」を1953年にリメイクしたアフリカを舞台の恋愛映画。ヒーローのクラーク・ゲイブルを妖艶エヴァ・ガードナーと清楚グレース・ケリーが取り合

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照る日曇る日第1470回なんでも先行する「マタイ伝」は、2番目におかれたこのマルコ伝に他の情報を加えて収税人マタイによって編まれたらしいのだが、そこに散見される論理矛盾や説明不足はともかく、「これが本物のメシアだ!これがローカルなユダヤ教で

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照る日曇る日第1469回「悲しみの一瞬まえに」や「悲歌」などを一読すると、この人(1914-1953)はあえて分かりやすく「男根派」というてもいいだろう。恐らく強靭なる巨寝の持ち主だったのだろう。が、どうせ陽根や子宮などの性的用語やその隠喩を多用す

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照る日曇る日第1468回平凡出版、マガジンハウスの編集者や雑誌、ライター、イラストレーターなどの活躍からインスパイアーされて描かれた、と思しき3人の女性の物語である。男社会の壁と抗いながら自己表現の世界を獲得していく先駆者の歩みには作者共々

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照る日曇る日第1467回旧約を読み終えて新訳に入ると、最初に待ち構えているのがマタイである。そしてマタイはアブラハムからイエス・キリストまでの系図を、物凄い勢いでしゃべりまくる。すなわち「全部合わせるとアブラハムからダビデまで14代、ダビデ

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2330~371)アルフレッド・ヒッチコック監督の「暗殺者の家」英国時代の1934年の製作だが、原題は「知りすぎていた男」なり。1956年にアメリカで撮った「知りすぎていた男」とは同工異曲で、似ているところもあ

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音楽千夜一夜 第453回オペラの名人カラヤンの、グラモフォン、デッカ、フィリップスのオペラ録音をようやっと聴き終わりました。ヴァルディ、プッチーニ、モザール、シュトラウス、ワーグナーからビゼー、ムソルグスキー、レハールまで全29曲70枚、管

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照る日曇る日第1466回題名通りあれやこれやの100本近い逸話を集大成した、面白くて楽しい読み物である。最初の「土岐善麿と冷水茂太」では昭和10年代の始め頃には短歌朗詠が盛んであったこと。永田淳の妻である植田裕子さんの本によれば、「寝耳に水

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照る日曇る日第1465回長男の太郎が単身孤島を出て東京へ行くというので、父親の三省が家では稀にしか口に出来ない、しない贅沢品のパンについて歌う。言うて聞かせる。 「半年あるいは一年 あるいは三年か四年して 食卓の上にのせられたひときれの食パ

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照る日曇る日第1464回佐佐木信綱、森鴎外、与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋、宮柊二などによる日清、日露から太平洋戦争までの戦争歌のアンソロジーを編者の松村選手が1首1首丁寧に解説を加えていく好個の企画である。 にくにくしロシア夷を片なぎに薙

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照る日曇る日第1463回元禄時代の散文だからクイクイ読み流すことができるのではないかと考えていたが、そうは問屋が卸さない。発句はともかく西鶴の短く区切られた原文には先学の故事来歴や漢文縁語縁句のあれやこれやが濃厚にに詰められ、それらの語群が

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照る日曇る日第1462回弱冠21歳から24歳までの医学生アントン・チェーホフがユーモア雑誌のために1882年から84年までに「アントーシャ・チェホンテ」名で書き飛ばした115の短編小説を収めている。締め切りと長さとテイストに区画されて「書き

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2320〜23291)周防正行監督の「舞妓はレディ」2014年に製作された京都を舞台に「マイフェアレデイ」を下敷きにした舞妓ミュージカル物語。ヒロインの上白石選手をはじめと冨司純子、田畑智子、草刈民代、中村久美な

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照る日曇る日第1462回本邦未公開、未収録の短編集であるが、抜群に面白い。浴びるように酒を食らい、20歳も年下のとびっきりの美女を朝まで抱いて、前から後ろから3度も4度も気を遣り、しかる後その細部を精妙に描写して三文雑誌用に書き殴り、読んだ

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照る日曇る日第1460、61回「くすっ くすっ にこちゃんがいるよ」から始まって、「にこちゃんがいるよ あはっ」「にこちゃんがいるよ うふふ」てな具合の短い文書に、モモが笑っているような明るくヌーボーとしたカラフルな水彩画がつけられている楽

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照る日曇る日第1459回戦後の台湾に生まれ育った3人の幼友達の、奇想天外なビルダングスロマンずら。日本人離れした雄大な構想と卓抜なプロット、細部をゆるがせにしない精彩に富む描写力を駆使して物語の駒を進めていくが、相談もなく主語が切り替わるの

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2310〜23191)リュック・ベッソン監督の「ルーシー」アファール原人の始祖にちなんで登場した脳力を100%使用する新人類ルーシーちゃんをスカーレット・ヨハンセンが熱演する2014年の英語をしゃべるフランス映画だ

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照る日曇る日第1458回旧約聖書の大部を占める詩編であるが、その大半はダビデの詩とされていて、その内容は山あり川ありの曲折に富んだ彼の生涯の折々の、主への祈りや信仰告白によって埋めつくされている。当然それらの前提にはユダヤ教と万軍の主との契

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西暦2020年弥生蝶人酔生夢死幾百夜山頂に辿りつくと、そこはマイカーで登ってきた大勢の60年代の若夫婦で渋滞して、身動きできないほどである。よく見ると、そこには一本の桜の大樹があって、幹にとりついた2匹のセミが、誰かがカメラを向けるとポーズ

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ある晴れた日に第620回やっつけられると痛いでしょ?痛いね。コウ君やっつけられたの?やっつけられませんお。オペ、手術でしょう?そうだよ。オペ、オペ、オペ。張り切るって、なに?頑張ることよ。強引て、なに?あらっぽく扱うことよ。危険て、あぶない

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西暦2020年葉月蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話第346回久しぶりに息子とコバヤシ散髪屋さんに行く。彼が「おネエさん、竹中直人好きですか?」と尋ねたら、ちょっと考えてから「好きですよ」と答えてくれた。有難いことだ。彼女はほ

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ある晴れた日に第619回なにゆえに照ノ富士はメチャ強い一度地獄に落ちた男だなにゆえに梅雨の後には猛暑が来るそれから台風がじゃじゃん来るのだなにゆえに半額だからGo To Travel死んでも旅行がしたいのかねえなにゆえに墓地では心がおのずと安らぐこの

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ある晴れた日に第618回7年と8か月務めた男でも辞めればすぐに忘れ去られる何ひとつ碌な仕事はしなかった最低にして最悪の男最低で最悪の首領なれど病のお陰でようやく辞めた藤井勝ち渡辺が勝つ将棋界いかにおわすか羽生9段いつの間に姿を消した羽生九段

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照る日曇る日第1457回2018年から2019年まで「世界」に連載された「映像世界の冒険者」に補足、全面改訂された映画評論家の最新論考である。陳凱歌、王兵、テオ・アンゲロプロス、ジャン=リュック・ゴダール、デレク・ジャーマン、アレチャッポン

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照る日曇る日第1456回マナセにもいろいろあるが、ここではバビロン捕囚中に異邦人の女と結婚したマナセのことだろう。マナセはおのが罪業について深く反省し、主の赦しを乞うているのだが、果たして万軍の主は許されるのだろうか?   7年と8か月務

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照る日曇る日第1455回よくテレビに出て大河ドラマの監修?もしている人の本なのでちょっと読んでみました。一知半解の生硬な学術用語を外国語のように書き下ろす今どきの生意気な若手歴史家と違って、温厚な紳士の筆で淡々と記してあるのは流石なり。あの

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照る日曇る日第1454回1945年4月9日、フィリピンのルソン島で23歳の若さで戦死した詩人の殆どの作品と日記、書簡を納めた1冊である。兵隊の死ぬるや あわれ遠い異国で ひょんと死ぬるやだまって だれもいないところでひょんと死ぬるや(以下省

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照る日曇る日第1453回旧約聖書の終わりになっても、相変わらず主は民の背信を恨み、嘆き、責め続け、その合間に未来への希望を語る。そんなにユダヤやイスラエルの民が愚かで唾棄軽蔑すべき連中なら、いい加減で手を切れといいたくもなるのだが、万軍の主

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