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mixiユーザー(id:5501094)

日記一覧

照る日曇る日 第1344回著者の死後の1881年に未完のままで刊行された本書は、2人の悲喜劇的な主人公が狂言回しとなって繰り広げられる所謂「笑劇的百科事典」で、そこでは19世紀現在における社会、思想、宗教の相関関係が徹底的に総括されていて興

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冬の花火〜第4発
2020年01月24日10:19

 これでも詩かよ 第275回小さな旗を立てること私は公園の隅っこにある砂場の砂の上に、小さな旗を立てた。青い色をしたその旗は、ハタハタハタハタ、しばらく風に鳴っていた。それが、まるで私が生きているあかしであるかのように。夕方、私がまた公園を

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冬の花火〜第3発 
2020年01月23日09:15

これでも詩かよ 第274回逃れの町モーセはヨルダン川の向こう、東側に3つの町を取り分けた。それは以前から憎んでいたのでもないのに、誤って隣人を殺した者をそこに逃がすためである。そのような者は、そのいずれかの町に逃れて、生き延びることができる

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冬の花火〜第2発 
2020年01月22日08:37

これでも詩かよ 第273回津久井やまゆり園第1景俺様は宇宙から来た植松だ。こいつはしゃべれるのか?「しゃべれません」こんな野郎生きている価値がない。第2景あいつは殺さないとな。「しゃべれます」しゃべれないじゃん。「しゃべれます、しゃべれます、

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冬の花火〜第1発 
2020年01月21日09:04

これでも詩かよ 第272回それゆけポエム ぼくらを、一陣のそよ風に乗せてそれゆけポエム喜びも悲しみも、まるごと包んでそれゆけポエムあの青い空、白い雲の果てまでもぼくが歩くぼくが走るすると、そのあとがポエムになるぼくが笑うぼくが泣くそれがポエ

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2010〜141)ジョン・カーペンター監督の「エスケープ・フロム・L.A.」1996年に製作された近未来SFで1998年現在のL.Aを想定しているが、どうみてもリアリテイに欠ける身勝手な映画だ。主演のカート・ラッ

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照る日曇る日 第1344回氷の女サイドルのドルードへの憎悪は炎のように燃えたぎり、恋人コーレンや味方のサール王と息子たちを犠牲にしてでもおのが復讐を遂げようとするのだが、このへんはどういにもついていけないヒロインの自己中、感情の嵐ではある。

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照る日曇る日 第1343回かえる君や動物たちがすべての生き物に訪れる死、そしてそれあるがゆえに激しく燃える生の輝きについて直視した真情溢れる絵本なり。幼い時にこういう1冊に触れることの大切さについて、こんな時代だからこそ、しみじみ思うのであ

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照る日曇る日 第1342回一度ジャマイカに行ったことがあるが、その強烈な光と影、物凄い貧富の差に驚き、世界にはこういう場所もあるのだといたく身にしみ、ほうほうのていで逃げ帰った。2018年のニュー・アカデミー賞を受賞した著者による本書は、そ

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蝶人物見遊山記 第328回四世鶴屋南北の原作「御国入曽我中村」の中身はともかく、一枚看板をこれほど夜郎自大に塗り変えるとは、国立劇場も菊五郎もけしからん。確かに尾上菊五郎一座総出演の年頭興業には違いないが、出てくる奴出てくる奴、なんだか生気

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照る日曇る日 第1341回国王ドリードから遣わされて来た謎の魔術師ミスランは、サイドルに騎士コーレンからの求愛を退けて「ドリードの妃になれ」と迫るが、どういう風の吹き回しか「俺の女になれ」と豹変する隙に、サイベルに斃されてしまう。こいつも北

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照る日曇る日 第1340回パトリシア・マッキリップ原作の「エルドの忘れられた獣たち」による漫画化。エルドの山奥で、伝説の獣たちを手懐けている謎の美少女サイベル。彼女は魔術師オガムの娘だったが、突然訪ねてきたサールの騎士コーレンから赤ん坊タム

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照る日曇る日 第1339回超醜くて悪臭芬々のシュレックが行くところ、人々は辟易して遠く逃げ出し、ために主人公はいっそう得意になって「自分第一」を剥き出しにするので、人々は余計彼を嫌い、彼は余計己のありように自信を抱く。まるでどこかの国の指導

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照る日曇る日 第1338回謎の陰陽師、道満法師こと知徳法師と安倍晴明の射覆対決の時は時々刻々と迫り、いよいよ晴明の人世はそのクライマックスを迎えようとしている。しかしこの本邦平安朝の物語に古代エジプト、プトレマイオス朝のアレクサンドリア図書

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照る日曇る日 第1337回エジプトを出てから40年間荒野と砂漠の中を放浪した挙句、神から特別に指名されたとっておきの預言者モーセは、ツィンの荒れ野にあるカディシュのメリバの水のほとりで、アロン共々神に逆らった罪で、モアブのネボ山の頂上で命を

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照る日曇る日 第1336回モーセとアロンを操る神に率いられたイスラエルの民は、エジプトを脱出はしたものの、蜜と乳の流れる故郷カナンの地に辿りつくどころか、同じところを行ったり来たり、しかもその間愚かな?民草が反抗したり、邪宗に魅入られたり、

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照る日曇る日 第1335回安倍晴明は師匠である保憲と共に温明殿の霊剣を修理することになるのだが、本巻にはその周到なる準備と、双方のヘゲモニー争いがいと物々しく描かれる。下位にあったはずの晴明は、いつのまにか上位者の保憲を上回る実力と声望を手

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音楽千夜一夜第443回2001年4月20日、ジョゼッペ・シノーポリはベルリン・ドイツ・オペラで「アイーダ」第3幕を指揮している最中に心筋梗塞の発作に襲われ、54歳の若さで夭折した。この録音はそれに先立つこと数年前にドレスデン・シュターツカペ

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照る日曇る日 第1334回傑作「妹背山婦女庭訓」をモノした浄瑠璃作者、近松半二の生涯をば、渾身の力で描き尽くした大島選手の力作なりい。どれだけ史実に即しているのか私などには分からないが、道頓堀界隈をうろつきながら操り浄瑠璃の底なしの魔力にと

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照る日曇る日 第1333回「失われた時」を求める著者の飽くことなき追究はついに最終段階に達し、さしもの長大な大小説も最後の時の時を迎える。その末尾の言葉の世界のありようとは、1)己が幾千、幾万夜を費やして孜孜として書き連ねてきた1万以上の原稿

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西暦2019年長月蝶人酔生夢死幾百夜母とり名人Aの元のBよりすぐにチョットコイと鳴かせ上手の犬だった。9/1悪の権化のような現政権に忠義立てしたお陰で、思いがけず立身出世した私は、高官を退任したあとも、某民間企業の参与となって、何の働きもしな

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蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話第332回「フェーバーさん、12月になりましたが、何か一言。」「何もないね。」12/1最近では殆ど見かけなくなった沢蟹が道端を這っていたので、道路の下を流れる滑川の土塊の上に投げ落としたのだが、そ

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ある晴れた日に 第594回なにゆえにかくまで心虚しいどこかで臓器が死んでいるのかなにゆえに我らはかくも死に急ぐ生まれたからには死ぬ他ないのでなにゆえに我らの疑惑に答えない最低最悪の政治家アベなにゆえに香港人はあくまで戦う自由と自立に目覚めた

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ある晴れた日に 第593回人も世もたそがれてゆく師走なり泣くも笑うもこの時なるぞ「卑弥呼観光」なるバスとすれ違うスンゴイ名前をつけたものなり立教大の倉田徹氏語れり「香港は希望に満ちた絶望の場所」横須賀の大滝町の「朝廷」のラーメン美味しスープ

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2020年謹賀新年
2020年01月01日07:56

明けましておめでとうございます。本年もよろしく!

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照る日曇る日 第1332回安倍晴明が何を悩んで命を削るような労苦を重ねているのかは分からんが、焼失した宮殿を再建するためには師匠の賀茂保憲と共に地鎮の安摩の舞を舞う必要があったらしい。しかしその尋常ならざる自己犠牲と努力のために、晴明は愛す

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音楽千夜一夜第442回アンドレ・クリュイタンスは昔から好きな指揮者で、ベルリン・フィルを振ったベートーヴェンの交響曲全集などを愛聴してきたのだが、このワーグナーはなんじゃらほい。彼がバイロイトで録れた1955年夏の「タンホイザー」、57年の

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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2093〜951)アンドリュー・ヘイ監督の「さざなみ」結婚45年を迎えた夫婦の心中のさざ波を事細かに描くがちと辛気臭い。しかしシャーロット・ランプリングも歳を取ったなあ。原題は45年間ずら。2)ブライアン・デ・

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照る日曇る日 第1331回河出書房新社から出版されていたナボコフ選集もとうとう5巻目が刊行され、これが最後かと思うと、なんとなく寂しいものがある。「ロリータ」は新潮版と同じ若島正氏の訳であるが、今回はナボコフによるロシア語版との異同が付録に

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照る日曇る日 第1330回アメリカ西海岸の病院で90歳近い夫を看取り、その空白を愛犬クレーマーとの同衾で埋めながら世界中を激しく動き回る還暦を過ぎた詩人の行状記ずら。軽妙洒脱な筆致の中に黄昏ゆく人世の悲哀がぽっかりと浮かび上がってくる。そし

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