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日記一覧

照る日曇る日第1611回「NY帰りの安西水丸はひょろりとして伏し目がちで髪の毛を真ん中で分け、その背後に青い炎がちろりちろりと燃え上っていた。このジンブツは物語をしょっていると直感した。剣豪になったマチスが、崩れゆく時代に、絵筆一本持って屹

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照る日曇る日第1610回今回は子供に「大人に対する不平や不満を大特集。例えば娘が「どうして大人は夜遅くまで起きているのになんで子供だけは早く寝ないといけないの?」と尋ねると、父親は「次のクリスマスのためにサンタから頼まれた調査員が、夜早く寝

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照る日曇る日第1609回長く統合失調症を患っていた愛妻の突然の自殺に大いなる衝撃を受けた作者が、その生と死を改めて直視しながら、頭ではなく、はらわたで書き綴った鎮魂の書である。この小説は、ある冬の朝、縊れて間もない妻の無惨な姿をベランダの下

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第402回○初節句を祝う席での父親のあいさつ本日は皆さまご多忙中にも係わりませず、わが子浩太の初節句の会へのご臨席を賜りまして恐縮の至りです。家内の涼子ともども厚くお礼申し上げます。*1さて、昨

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2622〜311)サミュエル・フラー監督の「チャイナ・ゲイト」1954年のインドシナ戦争でフランスの外人部隊に入ってベトナム軍と戦う米国軍人ジンバリーと中国先住民の混血妻のアンジー・ディキンソンの悲恋物語。戦争と民

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照る日曇る日第1608回丘の上にやってきたさっちゃんが、おやつのりんごをおっことしたところから絵本がスタートします。りんごをおっかけるさっちゃんをうさぎさんとりすさんが手伝って、りんごと一緒にくるりん、ころりん。そこに座っていたくまさんの背

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第401回○初節句を祝う親戚のスピーチお父さんの幹夫君、お母さんの靖子さん、寅雄君のはじめての節句ほんとうにおめでとう。*1唐突かも知れないけど、僕は寅雄君がこうやってにこにことあどけなく笑うの

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照る日曇る日第1607回&音楽千夜一夜第479回クラッシックの名門レーベル、デッカ・の歴史に名を留めた名プロデューサー、ジョン・カルショー(1924〜80)による遺著にして、じつに興味津津で生々しい回想録である。英国の銀行マンの息子に生まれ

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第400回○両親の銀婚式を祝う末娘のスピーチお父さん、お母さん、銀婚式おめでとうございます。*1真理絵は、最近1週間ほど今日のお祝いを何にしようかな、とすごく悩んで夜も眠れなかったのですが、たま

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2619〜211)内田吐夢監督の「宮本武蔵 二刀流開眼」中村錦之介主演の1963年のシリーズ第3作。武蔵は吉岡清十郎をやっつけるが、高倉健演じる佐々木小次郎が気になって仕方がない。二刀流開眼などと謳っているが、

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第399回○友人の銀婚式を祝うスピーチ田中君、そして奥さんの郁子さん、このたびは銀婚式おめでとうございます。私は田中君の高校時代からお付き合いをさせていただいております門と申します。*1こうやっ

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2608〜181)生田長子監督の「僕らのワンダフルデイズ」2009年の難病ものの感動もの映画だが、脚本に無理があり過ぎて感動できないのがザンネンずら。2)小泉堯史監督の「博士の愛した数式」小川洋子原作を2006

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照る日曇る日第1606回いちばんやすいロボットを買ってきて、嫌なことを全部やってもらおうと考え付いた「ぼく」。そのためには依頼人のすべてを教えてくれとロボットに頼まれた「ぼく」が開陳する「ぼくとはこういう人間です像」が本書の中身になるのだが

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第398回〇祖父の金婚式を祝う孫のスピーチおじいちゃん、おばあちゃん金婚式おめでとうございます。*1先日おじいちゃんが足の骨を折ってお医者さまの診察を受けて1週間ほど入院しました。今日の金婚式が迫

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照る日曇る日第1605回2年間のNYの広告代理店での仕事を終えて帰国した作者に、南伸坊編集長時代の「ガロ」に漫画を書くことを勧めたのが、当時平凡社に勤務していた嵐山光三郎だった。本書には1974年8月の嵐山原作の「怪人二十面相の墓」をはじめ

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照る日曇る日第1603回眼に障害のある人に対する作者の思い入れを感じる1冊。いちおう後ろにも目がある宇宙人の話からスタートするのだが、さいごは読者をして身近な障害者にたいする想像力を呼びかける絵本なのである。 もはや鳥蝶のことなど考え

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照る日曇る日第1604回東の「源氏」と西の「失われた時を求めて」は、読むたびに新しい発見があって、いろいろな翻訳を手に取らずにはいられない。最近は岩波文庫版の源氏物語を楽しみに読み続け、あとは最終第9巻の発売を待つばかりになったが、類書を凌

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第397回○親の金婚式のお祝いでの息子の謝辞お父さん、お母さん、金婚式おめでとう。*1人生の節目を飾る立派なお祝いの会を持てて長男として誇らしく思います。またお忙しい中、本日ここに集まって下さっ

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照る日曇る日第1603回テーブルの上に置かれた1個のリンゴを巡って、さまざまな角度から想像力をふくらませていく独創的で哲学的な絵本です。リンゴというものは、エデンの園のアダムとイブにとっては、禁断の知恵の実であり、ニュートンにとっては、万有

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2598〜26071)チャン・イーモウ監督の「グレートウォール」宋時代の中国の「万里の長城」を舞台にした国際性に富む波乱万丈の怪物との闘争映画。チャン・イーモウならでの2016年の快作だが、私に思い出深いのは19

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照る日曇る日第1602回――何か、いった。――何かうん、いや何も――どう。そこで――そこでぇ、もうするの  「倒置図后廚茲衄槲个蔽姥譴鯱発しながら、淫靡の域を低空飛行する。そのエグさは相当のものだが、不思議なことに下品を感じないのは作者の

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蝶人狂言綺語テル&バガテル―そんな私のここだけの話第396回○銀婚式のお祝いでの本人のスピーチ今日は私ども夫婦のためにこんな素敵な会を開いて頂きまして、まことにありがとうございます。家内はどうか分かりませんが、夫婦生活25年の銀婚式といわれま

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照る日曇る日第1601回ゴヤはあんな鼻ペチャのくせに、生涯に亘って女性にもてたようだ。糟糠の妻ホセファに先立たれて病み、聾になってからも若くて妖艶な絶世の美女アルバ女公爵と「獣のように」愛し合ったり、やはり年下の情人レオカディアに最晩年まで

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照る日曇る日第1600回好奇心旺盛で百学連環、博覧強記の著者であるが、本書のエッセンスは、水戸学の本質を剛速球で単刀直入に抉るよりも、大宅壮一の顰に倣って、スローカーブを交えた多種多様な切り口で、水戸学400年の歴史に、戯れながらアプローチ

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音楽千夜一夜 第478回1933年生まれのプフランスの名指揮者ミシェル・プラッソンが、彼の手兵トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団を指揮して録音したフレンチオペラを何気なく聞き始めて半年、今やコロナ退治になくてはならないコレクションになりました

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照る日曇る日第1599回父安西水丸の娘さんの思い出噺ずら。活字がブルーになっていて、それが万年筆のブルーのインクを思わせておしゃれである。短いエッセイをいくつか並べたものだが、その中に水丸氏の美術観に触れたものが興味深い。氏が一番詰まらない

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西暦2021年如月蝶人酔生夢死幾百夜私が提出した何度目かの業務改革の提案は、直属の上司がいくらハンコをついても、その都度会社上層部によって闇に葬られ、永久に日の目を見そうになかった。2/1船の什器がまだ揃っていないので、私はまだ出発進行の合図

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西暦2021年水無月蝶人狂言綺語テル&バガテル―そんな私のここだけの話第395回気が付けば、今年もあっという間に半分が過ぎてしまった。この半年間、コロナ騒動と交通事故以外いったい何があったというんだろう?6/1朝から晩まで声を枯らしてワクチン

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ある晴れた日に第653回なにゆえにわが軽薄が嫌になるなおみチャンを責めようとしたなにゆえに今どきの人は政治家を目指す安楽人世を送りたいのでなにゆえに今どきの人は自民党から出る政権党の旨味を吸いたいなにゆえに文句も言わずに手を叩く曲目を間違え

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ある晴れた日に第652回六月も怒濤のように過ぎてゆきニッポン破綻われまた破綻我見れば必ず吠える阿呆犬よ「殺したろか」という日に吠えず毎食後10種も薬を飲むなれば偶には激しく下痢もするなりアサヒからスーパードライと言われたらどうぞと差し出す丸川

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