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2020年10月14日17:13

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語彙力を捨てたネーミング

「パスタの語彙力を捨てたローソン」というネットの記事の見出しを見て、どういうこと?と読んでみたら…
最近ローソンで、「つぶつぶ!たらこ!たらこ!たらこ!」「濃厚!カルボ!カルボ!カルボ!」「ぎゅっと!ミート!ミート!ミート!」といったパスタの名前が話題になっているのだそうです。

まあ確かに、笑える名前ではあります。
折しも最近の読売新聞の「時代の証言者」という連載記事で、料理人落合務氏の特集を。
昨日の記事は、1982年赤坂に「グラナータ」をオープンした頃の苦労について。
イタリアで3年修行した落合氏は、オーナーの要望もあって「本格的なイタリアンを」と意気込むのですが、当時の日本では「アルデンテ」という概念はなく、スバゲティが固すぎるという苦情が相次いだのだそうです。
その頃は茹でたスパゲティにサラダ油をかけて冷蔵庫で保存、注文が入るとほぐして炒めるのが当たり前。
バジルも一般には普及していないという状況で、料理材料を揃えるにも一苦労。
固すぎる麺は全く受け入れられず、お店は閑古鳥が鳴き、氏は胃潰瘍を繰り返したのですって。

今日の記事では、開店から半年ほど経ってイタリア政府観光局のトップが訪れその味を気に入り、彼が東京のイタリア人に広く宣伝してくれて、お店は繁盛するようになったと。
記事はそこまでで終わっているのですが、その後、氏は「ラ・ベットラ」を銀座にオープンさせ、イタリア料理のトップシェフとなって今に至るのですね。

「ラ・ベットラ」には随分前に行ったことがあります。
ブログを始める前で記事がないので、詳細は忘れてしまったのが残念です。
予約を取るのがとっても難しいこと、銀座といっても外れにあって少々不便なことからそれっきりなのですが、本格的にしては低価格で美味しかったことはよく覚えてます。

知られていないものを紹介するって、つくづく大変なのですね。
今ではコンビニにもこんなに出回っているというのに。
日本では随分美味しくなりましたが、海外を歩くとのびたパスタに出会うことはしょっちゅうです。
最近だと去年行ったメキシコもキューバも、パスタはのびのびでした。
日本のコンビニのパスタは私は食べたことがないのですが、アルデンテに仕上がっているのかな?

フォト

写真はギリシヤ、サントリーニ島のロブスターのパスタ


パスタの語彙力を捨てたローソン https://tinyurl.com/y68fmf7v

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