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mixiユーザー(id:547825)

2019年10月15日12:11

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「蜜蜂と遠雷」

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2017年の直木賞・本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を映画化。
国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたちの群像劇。
本を読んだ時から、この日を楽しみにしていました。
クラッシック音楽に詳しくない私は、本に出てくる沢山のクラッシックの名曲を
その度ネット動画で聴きながら読んだので、時間がかかって仕方なかったのです。

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母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜(松岡茉優)。
音大出身だが今は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石(松坂桃季)。
名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・アナトール(森崎ウィン)。
パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)。
この4人が挑む、 第1次予選から本選まで2週間に渡るピアノ・コンクールを描いたものです。

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音楽を堪能できるというのは、やはり映画の大きな魅力です。
彼らが弾いたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番と第2番、バルトークの第3番。
この映画のために作曲家の藤倉大が作曲したという「春と修羅」、
そこから作り上げた、四人のピアニストのそれぞれ個性的なカデンツァ。
亜夜と塵が、ピアノ工房で月光を浴びながらドビュッシーの「月の光」を連弾したシーンは
とても印象に残りました。

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珍しく夫と観たのですが、本を読んでいない夫は
何故何度も馬が出てきたのか、タイトルの蜜蜂は何処から来たのかと不思議がっていました。
馬は本の中で、亜夜の想像の産物として出て来るのです。
幼い亜夜が、トタン屋根に激しく打ち付ける雨の音から天を駆け抜ける馬のギャロップを連想し、
それは亜夜にとって、音楽的な原体験となるのです。
蜜蜂に関しては
”明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符であると。
そして、世界とは、いつもなんという至上の音楽に満たされていたことだろう。”
という一節があるのです。
これらは確かに映画だけでは分からないのじゃないかな。
才能を持った者、渇望してもそれを与えられない者のそれぞれの苦しみも
やや描き足りなかったような気もします。

という不満はありましたが、上質な音楽をたっぷり楽しむことができてほぼ満足。
片桐はいりのクローク役など、本にはないお茶目なサービスもありました。
クラッシック音楽が好きな夫も満足したようでした。

公式HP https://mitsubachi-enrai-movie.jp/
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 12:26
    クラシック愛好家にとっては、堪えらえない作品なのだと納得です手(チョキ)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 12:32
    馬と蜜蜂が「映画で説明不足の鍵」なんですね。
    助かります! 情報ありがとうございました。

    読みながら「熊蜂の飛行」を思い出しました。
    映画に出てきましたか?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 13:20
    わたしも先週見に行ってきました。
    原作を読んだとき、クラシックにうといので、登場人物たちが弾く曲を頭の中で鳴らすことが出来ず、
    お詳しい方なら、面白さも倍増なんだろうなあ・・と残念でした。それでもじゅうぶん楽しめました。

    たしかに原作を読んでいないと、タイトルの「蜜蜂」にピンと来ないかもしれませんね。
    さすがにあの内容を2時間の映像に押し込めるのはできませんが、コンテスタントたちのキャラクターはよく出ていたのではないでしょうか。緊迫した演奏シーンもよかったです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:06
    > mixiユーザー 

    でしょうね?
    登場人物の心情に深く入り込んだ原作に比べるとやや描き足りない気がしましたが
    音楽的には満足でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:09
    > mixiユーザー 

    夫が首を捻っていましたので
    原作未読だろうと、そうなるだろうなあと。
    もうちょっと説明があって欲しかったと私も思いました。

    ラフマニノフの「熊蜂の飛行」かな?
    なかったように思います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:11
    > mixiユーザー 

    原作に比べちゃうと多少不満もありましたが
    よくできていたと思います。

    私は邦画はあまり観ないので森崎ウィンも知りませんでした。
    4人の役者たち、ピアノの手の運びを必死に練習したそうですよ。
    勿論、演奏はプロのピアニストがしたようですが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:14
    > mixiユーザー 

    >登場人物たちが弾く曲を頭の中で鳴らすことが出来ず

    そこなんですよ。
    なので何度もYouTubeで音楽を聴きながら読んだので、時間がかかりました。
    その点、映画は楽ですねえ!

    あれでは蜜蜂と馬の意味が分かりませんよねえ?
    遠雷のシーンは何度も出て来たので分かりやすかったですが…
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:43
    私の好きなプロコ3番が鳴り響いて、とても良かったです。欲を言えばきりはないでしょうが、あの恩田陸の原作をよく映像化してくらたと思いまするんるん
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 16:52
    > mixiユーザー 手(チョキ)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 17:26
    蜜蜂の方は、そのフレーズを知らなくても、まだ塵の父親の仕事の関係かな?って思うだろうと思いましたが、馬の映像は、本を読んでいないと分からないですよね。映画としては要らないかな?って思いました。
    いま再読中。カデンツァへの各自の思いがしっかり書き込まれているので、先に読んでおけば…と思いました。
    あのピアノ演奏場面、俳優さんたちはとっても努力したのでしょうね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 17:38
    > mixiユーザー 

    恩田陸、映画化は無理だろうと思っていたが、これには満足したとおっしゃってましたね。
    ロベルトさんの感想で、実際に演奏したピアニストの名前など知ることができました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 17:41
    > mixiユーザー 

    冒頭、いきなり大きな馬が出て来て驚きました。
    あれは映画だけでは分からないですよね?
    この本、私も読み直したいのですけど、友人に貸したのがまだ戻ってこないのです。

    あの月の光に照らされた連弾シーンは本当に良かった。
    tamaさんが紹介なさっていた動画、私も貼らせて頂きますね。
    https://www.youtube.com/watch?v=7197M4qTiSk
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 17:55
    > mixiユーザー 
    「蜜蜂と遠雷」というタイトルの件ですが、“蜜蜂”は原作の中に“明るい野山を群れて飛ぶ蜜蜂は、世界を祝福する音符である…”みたいな文章に関係していると思います。“遠雷”についての記述はよく覚えていませんが、遠方で低く鳴っている遠雷は見えなくても、存在感があります。私はそれがホフマン氏を暗示しているように思いました。
    「のだめカンタービレ」や「ピアノの森」のようなクラシック系のマンガの映像化は、私の期待を見事に裏切ってくれたので、小説「蜜蜂と遠雷」もガッカリしそうで、見に行くのを躊躇してますw。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 17:59
    あ、これピアノ趣味の友人が推してました。原作本もするっと読めると。
    原作ありは読んでから行くか迷います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 18:10
    10/4のららら♪クラッシックで主演の方とその演奏担当した方がでてらっしゃいましたね.「春と修羅」を全部?演奏されてました.
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 19:49
     ピアノに限らず、クラシック関係の国際コンクールというものは、かつては日本人の手の届かないものでしたが、今では結構いい成績を残すようになりましたね。
     もっとも、かつてのアメリカも、国際コンクールでの成績は、実に悲惨なものだったようです。その状況を一変させたのが、ヴァン・クライバーンの1958年の第一回チャイコフスキー・コンクールでの優勝だったと云われています。
     このときのアメリカ人の熱狂ぶりは今では考えられないほどで、クライバーンは、帰国後、ニューヨークの五番街を凱旋パレードしたほどです。のみならず、クライバーンの演奏したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(コンドラシン指揮RCA交響楽団)(1958年)は、ビルボードのポップアルバムチャートで1位(7週連続)を獲得しました。この演奏は、キャッシュボックスのポップアルバムチャートでも最高2位を記録したほどです。
     今ではとても考えられないことですね。
     でも、その後、クライバーンは鳴かず飛ばずで一生を終えました。アメリカの豊かさが原因だったのではないかと、故中村紘子さんは分析してました(優勝の熱狂で既に一生遊んで暮らせるほどの富と名誉を手にしていたということです)。
     最近の日本の若手ピアニストが国際コンクールで優勝しても、その後も活躍している人が多いのは、いまだ日本がアメリカほど豊かではないからかもしれませんが、喜ばしいことですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 22:38
    > mixiユーザー 

    「蜜蜂」に関しては私も本を読んだ時、そう思いました。
    しかし映画ではそれが分からないのですよ。
    遠雷は、映画のシーンに何度も出て来たので分かりやすかったです。

    「のだめカンタービレ」や「ピアノの森」は未見です。
    音楽関係の邦画で私が観てよかったのは「アポロンの坂道」とか「スゥイングガールズ」かな。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 22:40
    > mixiユーザー 

    原作ありは本当に迷いますよね。
    でもこれは音楽ありきの世界なのでよかったと思いました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 22:42
    > mixiユーザー 

    それは未見です。
    「春と修羅」は宮沢賢治のあの詩が好きでした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 22:52
    > mixiユーザー 

    中村紘子のピアニストについてのエッセイはちょこちょこ読みましたが
    ヴァン・クライバーンの話は知りませんでした。
    中村紘子も亡くなっちゃいましたね。
    そういえば御夫君の庄司薫はどうしているのかな?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月15日 23:09
    どんな分野でもその道のプロが見るとフィクションには違和感があるそうですが、恩田さんはご自身もピアノを弾くのでその点は自然で安心していられるでしょうね。「つんどく」になっているので読まなくちゃ。

    クライバーン旋風は日本にも波及して(カッコよかったし)、私もコンサートに行きましたあせあせ(飛び散る汗)
    彼の名を冠したコンクールまであるのに、本当に鳴かず飛ばずになっちゃいましたね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 00:01
    原作も映画も見てないですが、馬については説明をほのめかすシーンがないと困りそうですね。
    事前に知れてよかったです。
    なんでも映画化にあたり原作者は「前後編にしないこと」を条件にしたというので、説明する尺が足りなかった?
    いや、それでも方法はありそうですよね?
    (前後編にしなかった点は評価します。)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 22:26
    > mixiユーザー 

    本はちょっと長いけれど楽に読めます。
    クラッシック音楽に詳しいルネさんなら、スルスル行けます。
    お楽しみに。
    クライバーン、どうだったのですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月16日 22:28
    > mixiユーザー 

    冒頭に大きな馬が出て来てギョッとしました。
    馬が出て来るのはそこだけじゃなかったし。
    もうちょっと説明が欲しかったですね。
    未読のハナミズさんが観たらどう思われるか、楽しみにしています。
    前後編は私も勘弁してほしいです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月17日 09:02
    おかげで、いろいろスッキリできました。ありがとうございます。
    ご主人様も同じ疑問を持たれていたと知って、ホッとしました!?(笑)
    ちなみに、石川監督は、ポーランドで演出を学ばれた方で。。。
    なるほど、ちょっと、東欧映画の雰囲気も少し入ってたかも???独特の暗さとかあせあせ
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月18日 13:41
    題名が素敵ですね。内容もこちらを読んで興味を持ちました。蜜蜂が世界を祝福する音符という発想にドキッとして原作をまず読んでみたくなりました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月18日 18:38
    > mixiユーザー 

    ええとね
    本についてはこちらに書いております。
    今、読み返してみたら、映画の感想と同じようなことしか書いていませんが
    (それだけ両者の味わいが似ていたということかも知れませんね)
    よろしかったらどうぞ。
    https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960568250&owner_id=547825
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年10月18日 20:48
    > mixiユーザー 

    ごめんね、順番間違えて。
    あの馬は、原作読んでいてもギョッ!としましたから。
    ちなみにタイトルの「蜜蜂」には違和感持たれなかったのかな?

mixiユーザー

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