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mixiユーザー(id:547825)

2019年08月16日10:23

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「風をつかまえた少年」

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干ばつ、飢餓、貧困にさらされたアフリカの小国マラウイで
少年が廃材から風力発電機を作ることによって村を救った実話を基にした映画。

マラウイという国がそもそも何処にあるのかも知りませんでした。
アフリカの南東部、モザンビークやタンザニアの近くです。
世帯電気普及率2%、主な産業は農業だけという、世界最貧国のひとつ。
そこを2001年、大規模な干ばつが襲い、14歳のウィリアムの村は絶望的な状態になる。

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学費を払えなくなったウィリアムは、中学を退学となる。
それでも向学心旺盛な彼は図書館に潜り込み、本で独学して
風車を作り、電気を起こして、干上がった畑に水を引くことを思いつく。
材料、労力などが必要なので必死に父親に訴えるが
未だに祈りで雨を降らそうとする無学な父親は耳を貸さず、息子を殴りつける。

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学費未納だが勉強したいと訴える少年を、校長は虫けらのように教室から追い払う。
教育者にあるまじき行為ですが、義務教育でないということはこういうことなのだと
思い知らされます。
みすぼらしい家のなかにあった僅かな穀物を強盗に奪われ、
いよいよ食べ物がなくなって、ウィリアムの愛犬カンバは餓死してしまう。
あのシーンでは泣けました。
しかしウィリアムはあきらめなかった。

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水も電気も引かれていない貧しい村の因習、腐敗した「民主政治」、
親を乗り越えようとする息子と、それを認めようとしない親との葛藤などが盛り込まれ、
直球過ぎる嫌いはあるが、後味の良い作品だと思います。
アフリカの荒涼とした大地や、奇妙なお面をつけて舞い踊る儀式の画面、地の底に響く様な民族音楽が
シンプルなストーリーを盛り上げていました。
ウィリアム・カムクワンバはその後、アメリカのダートマス大学に進み、
2013年にはタイム誌の「世界を変える30人」に選出されたといいます。
イギリス・マラウイ合作、原題「The Boy Who Harnessed the Wind 」。

「風をつかまえた少年」 https://longride.jp/kaze/

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 10:47
    マラウイはうみうしがボラやっているプラン・インターナショナルの支援国のひとつで、今アトラスで探してみましたが、見つけるのが難しい小国ですね。アフリカ大陸の東南に位置して、タンザニアとモザンビークとザンビアに囲まれた南北に細長い国です。とても貧しいけどアフリカでは珍しく内戦が起きた事がない平和な国と聞いています。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 10:49
    この映画、僕は未見に終わりそうなのですが、マラウイは隣国(?)南アフリカに大勢の出稼ぎ労働者を送り込んでる国、というのが僕にとっての微かな認識でした。
    あと、偶然なのですが、ここ出身のミュージシャンのCDを最近買ったのです。
    「マダリッツォ・バンド」というデュオで、民族音楽と西欧ポップスが混じり合った、なかなか面白い音楽なんです。
    https://youtu.be/MmNzf0OACLI
    解説にも詳しく説明がありますし、映画や音楽を通じて知らない国に触れる機会があるのはいいことですよね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 10:54
    そう、私も最初に思ったのが「マラウイって、どこ?」(^-^;
    父親はどうしようもなかったけど、母親が、しっかりと「時代の変化」を分かっていてくれて、良かったですよね!
    良作でしたわーい(嬉しい顔)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 10:54
    > mixiユーザー 

    アフリカにはまだまだ私の知らない国が沢山あるのだなあと実感しました。
    内戦はなくてもしかし、致命的に貧しいようです。
    干ばつの上に洪水にもしばしば見舞われるのですって。
    「貧すれば鈍す」そのままの世界でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 11:00
    > mixiユーザー 

    産業は農業しかないっていうし、
    その農業はカラカラに乾いた大地では中々できないし、
    そりゃ出稼ぎに行くしかないでしょうね。

    確かに民族音楽と西欧ポップスが混じり合ってる。
    この動画に出て来るような近代的な建物の病院は
    この映画にはまったく出て来ませんでした。
    あくまで未開発な貧しい村が舞台でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 11:05
    > mixiユーザー 

    お父さん、悪い人ではないけれど、何やっても失敗。
    無学だとやっぱりああなっちゃうのかしらね。
    本筋には関係ないけれど、始めとお終いに出て来た、奇妙な面を被った集団が絵的にとてもよかった。
    画像をネットで探しまくったのだけど見つけられませんでした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 11:11
     世帯電気普及率2%というのは厳しいですね。
     風力発電は、日本では低周波音の問題ばかりがクローズアップされて、最近ではクリーンエネルギーの中ではソーラーエネルギーばかりに企業が群がってますが、実は、ソーラーエネルギーはクリーンエネルギーの中では最もカネのかかるエネルギー供給システムなのだそうです。これに企業が群がるということは、はっきり言って利権目当てということです。
     風力発電は、はるかに安上がりなのですが、ソーラーエネルギー利権が固まってしまうと、その利権を守るために、風力発電の研究・開発が事実上妨害される恐れがあります。
     風力発電の在り方は、日本とマラウイとではエラく違うようですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 14:12
    > mixiユーザー アフリカはどこも大変のようですね。特に経済的な行き詰まりはどの国でも大きな問題です。うみうしが良質な玄蕎麦を輸入してたかってのイギリス植民地ローデシアは優れた農産物の輸出国として栄えていましたが、1965年に独立してジンバブエになると様相が一変、ムガベ大統領の悪政で始まったインフレは2006年には1000%のハイパーインフレとなり国民は完全に疲弊してしまいました。政治の失敗はおそろしいですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 19:19
    > mixiユーザー 

    ソーラーエネルギー、そうなのですか。
    風力発電といっても、この映画の中のは、廃材を木を組み合わせた、
    非常に原始的なものです(上の写真の通りです)。
    それでもボロボロのそれが、村を助けたのですからね。
    そう言えば日本では風車、あんまり見かけませんねえ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月16日 19:21
    > mixiユーザー 

    ジンバブエのハーパーインフレの様子、テレビで見たことがあります。
    牛乳1本買うのに、カバンいっぱいのお札が要ったり。
    完全に政治の失敗ですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月18日 00:37
    実家から帰ってもまだやっていますように!!!
    マラウイは記事のためにインタビューした看護師さんが「海外青年協力隊でマラウイに行きます」と嬉しそうでした。なのに、そこで自動車事故で亡くなりました。まだ30歳くらいだったのに…。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月18日 08:58
    > mixiユーザー 

    今月初めに始まったばかりですから、8月いっぱいくらいはやってると思うのですが。
    あの貧しい、自転車しかないような所(ウィリアム村)で交通事故死だなんて!
    世の中、何が起こるかわかりませんね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月20日 12:55
    これも先にご紹介されたヒンズー映画同様毎日新聞映画評にも。

mixiユーザー

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