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mixiユーザー(id:547825)

2019年07月18日12:27

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ある少女の夢「ガール」

フォト


15歳の少女ララの夢はバレリーナになること。
難関のバレエ学校への入学を果たし、血のにじむような努力をするが、
トランスジェンダーである彼女にとって、それは平坦な道ではなかった。

清楚な美少女のララが、長いブロンドの髪を後ろに結ってレオタードを着ると
胸がまったく平らであることに、観る側は違和感を覚えます。
どうしても目立たせたくないという彼女の意向で、男性器をガムテープで堅く押さえつけ、
おかげで肌に炎症を起こし、トイレに行くのもままならない。
おまけに第二次性徴を迎えている彼女の身体は、精神的には女である彼女の意向に
逆らって、色々な問題を引き起こす。
外科的な性転換手術は18歳まで待たなければならず、彼女は次第に追い詰められていく…

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ララを演じているのはどういう人だろう?と、観ていて猛烈な興味を持ちました。
ベルギーのアントワープ・ロイヤルバレエスクールに通う現役トップダンサー、
ビクトール・ポルスター。
彼は普通の男性であり、500人を超える候補者の中から選ばれたのだそうです。


私はバレエを観るのは好きで、新国立劇場、Kバレエ・カンパニーなどで
毎年、様々な舞台を観ていますが、男性と女性の踊りは違います。
男性ダンサーは普通、ポワント(トゥシューズを履いてつま先立ちで踊ること)はしない。
ビクトールも当然、ポワントは未経験であったが、この役のために猛練習をして
代役なしで、あの踊りのシーンが多い撮影をこなしたのだそうです。
画面の中でララは何度もトゥシューズの中で血を流していましたが
それは実際、ビクトール・ポルスターにも重なるところがあったのでしょう。

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意のままにならない身体。
周囲からの好奇の目やいじめ。
只でさえ難しい思春期の身体と心の揺れに、トランスジェンダーとしての苦悩が重なり、
激しく踊る彼女を写す画面は、彼女の心を表すように大きく揺れていく。
彼女を心配する父親が、実に理想的な慈愛に満ちた親なのですが
彼に「大丈夫か?」と聞かれるのが、ララは嫌でたまらない。
「お前はいつも大丈夫としか言わない」と嘆く父親。
「だって大丈夫じゃないから」とララ。
そして彼女は、衝撃的な結末を引き起こすのですが…

2009年にベルギーの新聞で、トランスジェンダーの少女がバレリーナになるための葛藤を
記した記事を読んで、当時18歳のルーカス・ドン監督は衝撃を受けたのだそうです。
それから9年の歳月をかけて完成したという本作。
第71回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)、ある視点部門の
最優秀演技賞、国際批評家連盟賞受賞。

「ガール」 http://girl-movie.com/
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 13:48
    見ました。ヒリヒリするようでした。
    大人なら敢然と拒否するあたりを、できなかったりしたなぁ思春期の頃。と思いました…
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 14:01
    ウーン、、、なかなか重たい映画ですね、、、ご覧になられていて、つらくなりませんでしたか
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 15:25
    バレエをやっていると「怪我は当たり前」です。
    ポワントの中が血まみれ、我々が見たらビックリしますが、
    本人たちはマメがつぶれようが爪が剥げようが平気のへっちゃら。
    バレエダンサーの精神って格闘家並みだなぁと思いました。

    トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は普通にポワント履いて
    踊りますけど、あれだけ逞しい(重い!)上半身の体でよくぞ…
    と、改めて感心しました。
    https://youtu.be/I0MyFrvaxf0
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 15:32
    とても重い映画でした。
    そしてララ役にビクトール・ポルスターという人物を見つけられたことが幸運だったと思われます。
    もう他の俳優では考えられない。
    (ビクトールは今後も映画俳優をするのだろうか、その時はどういった役なのだろうか…などと考えました。)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 15:39
    大変難しいテーマですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 16:37
    zooeyさん

    この日記を私の感想日記にリンクさせていただきましたわーい(嬉しい顔)
    https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972224285&owner_id=1833905

    ケイケイさんの日記コメントで投げかけられたご質問への回答も書きましたので、
    リンク先をご一読くださいませ。
     
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 16:57
    僕の友人は、女性>男性のトランスジェンダーですけれど、家族を含めてやっぱりいろいろ苦労があったそう。

    まず、彼が女性だった時にお母さんがお父さんと離婚して、別の女性と付き合い始めた。そのうちに、その女性の一人娘と自分が恋仲になる(なので、この時点では同性愛の関係)。その後、彼は性別適合手術をうけて男性に。ともあれ、やっと自然な自分になれてよかったと本当に嬉しそうなのが何よりです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 17:36
    大変難しい、問題ですけれど、トランスジエンダ―であって、バレリーナをめざす、というのが、無理なことのように思えますが、実際はどうだったのでしょう。
    まず、身長の問題がありますね。女性でも、成長期に身長が伸びすぎるとバレリーナになれません。トウシューズの問題は、だれでも経験することだけど、しなやかな美しさがなければバレリーナは無理よね。ダイアナ妃が少女時代
    身長が伸びすぎてバレリーナを諦めた、という話もありましたね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:31
    > mixiユーザー 

    そうねえ。
    あの、誕生日パーティで突き付けられた要求ね?
    あれは残酷だったなあ…
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:32
    > mixiユーザー 

    ストーリーは暗く重いのですけど
    画面は割とさらっと進んでいくのです。
    殆ど音楽もない、会話も少ない、静かな映画でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:39
    > mixiユーザー 

    バレエって観る分にはため息が出るほど優雅で綺麗ですけれど
    その実、血と汗と涙が詰まっているのでしょうね。

    トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団の踊り、拝見しました。
    彼らは特別ですものねえ。
    でも本当に軽やかだ〜!
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:42
    > mixiユーザー 

    ビクトール・ポルスター、あまりにもはまり役でしたね?
    ロクに前情報なしで観ましたから
    この人どうやって見つけて来たのだろう?ってそればっかり考えていました。

    SWのルークみたいに、それしかできないなんてことがなきゃいいねえ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:43
    > mixiユーザー 

    はい。
    でも無視はできない問題でもありますね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:47
    > mixiユーザー 

    拝見しました。
    回答、ありがとうございます。

    ララが彼を見初めたのは、エレベーターの中でしたっけ?
    その前だか後だか、アパートメントの他の部屋を覗き見して
    彼が他の女性とセックスしているのを目撃しませんでしたっけ?
    彼女が抱いたのはほのかな恋心もあったでしょうが
    性への好奇心でもあったと、私は思いました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:49
    > mixiユーザー 

    う〜ん。
    ややこしすぎて3回くらい読み直しましたw
    フランスならではでしょうね?
    日本ではまだ、そこまでの話は聞いたことがありません。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 20:53
    > mixiユーザー 

    トランスジェンダーの少女がバレリーナを目指して苦しんだという事実はあったようですが
    彼女がその後、バレリーナになれたかどうかは定かではありません。
    しかしトランスジェンダーでなくても
    バレリーナには中々なれませんね?
    私の周りに、小さい頃からバレエにのめり込んで、イギリスやスイスにバレエ留学までしたけれど
    バレリーナには結局なれなくて、ジムのインストラクター止まりなんていう人、色々いるのです。
    お金や時間や労力をかければ何とかなる、というものではないようですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 21:00
    > mixiユーザー 

    > 性への好奇心でもあったと、私は思いました。

    それはもちろん、ありまくりでしょう。だって、10代ですもん。笑
     
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月18日 21:09
    > mixiユーザー 

    そう、10代。
    なおかつトランスジェンダーの自分の好奇心を確かめてみたいというような…
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月19日 11:18
    この映画は見たい映画の1本です。バレエだし。
    重いテーマでも画面がきれいかなって期待しています。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月19日 12:38
    > mixiユーザー 

    バレエ映画としては、先の「ホワイトクロウ」の方が見応えあったように思います。
    こちらはまた、別の意味でよかったですが…
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月19日 14:49
    コメント欄の流れを拝見しててそういやホワイトクロウもこれも、バレエ映画では…あるのでした。
    仰る通り、ホワイトクロウのほうがバレエ!という印象はあります。
    ガールは、思春期の遣る瀬無さというか……もう、ねぇ。

    そうそう、例の誕生日パーティーです。あの早割の時点で帰っていいのに!と思った私あせあせ溶け込みたかった、のよねきっと…ほえー
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月19日 14:49
    部屋割り、ですお願い
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年07月19日 21:42
    > mixiユーザー 

    あの誕生日パーティねえ。
    お金持ちの子がいるのだなあ、と。
    プールの中のシーンなんて楽しそうだったのだけどね。
    子供って残酷だよねえ。

    早割りとは?と一瞬考えました〜わーい(嬉しい顔)

mixiユーザー

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