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2016年12月26日19:38

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「スターウォーズ・ローグワン」

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この映画に関しては、スピンオフ(番外編)であるとか、エピソード3.5であるとか、
正直、位置づけがよく分からなかったのですが(あまり予備知識を入れたくもなかったし)
予想外に面白かったので、ネタバレしない程度に簡単に記します。
去年の「スターウォーズ・フォースの覚醒」では正直ややがっかりしたのですが
こちらは、往年のスターウォーズ(以下SWと記します)に戻ったような感じ。

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確かに「SW3」と「SW4」の間の物語です。
「SW4」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図が、
いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを語ってくれる。
デススターの設計図が入ったカード。
何故、無敵のデススターに1ヶ所、致命的な弱点があったのか。
その弱点を含めた設計図、それを入れた一枚のカードのために、
どれだけの血と汗と涙が流されたか。
「希望を胸に命をかけて戦った戦士たちがいた」
というコピーが、鑑賞後には悲しく胸に響きます。

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しかしこれ、戦闘シーンが長すぎ、残酷過ぎる嫌いもある。
戦士たちがいかに無謀な戦いに挑んだのかということを説明するためには
仕方ないのかもしれませんが。
過激派のソウ・ゲレラ率いる戦闘集団のやることは
現実世界のIS辺りがやっていることと同じじゃないの、と思ってしまう。
大義のために自分を犠牲にする反乱軍の有志たちも、自爆テロを仕掛ける
テロリストの姿と重なってしまう。
現に、6歳の頃から反乱軍に加わっているというキャシアン・アンドーは、
「反乱軍のためにこれまで手を汚してきた。スパイ、破壊工作、暗殺。
後暗い任務を終える度、これは大義のためだと自分に言い聞かせてきた」と
告白しているのです。

ローグ(Rogue)とは、英語で悪党、ごろつきといった意味です。
以前、ブッシュ大統領がイラン、イラク、北朝鮮を指して「ならず者国家」と
言った時、この言葉が使われたのでした。
帝国軍を倒すためにデススターの設計図を盗もうと決心した戦士たちは
無許可で宇宙船を発進させるのですが、その時、管制官から「コードを言え」と言われて
パイロットが咄嗟にこう答えるのです。
「ローグワン」と。

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ターキン提督

それでも、ならず者たちの自己犠牲の勇気に泣けてくる。
あちこちにSWシリーズのオマージュも散りばめられ、
往年のSWフアンを満足させてくれる作品です。
40年前の「SW4」に出て来た帝国軍NO.2のターキン提督が、同じ顔で現れて驚きましたが
俳優はとっくに亡くなり、CGによって造られたのだそうです。
ラストシーンの、若き日のレイア姫も。
今はそんなこともできちゃうのですね。

公式HP http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html

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