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2021年06月02日16:42

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米映画界 やまぬ中国の干渉

下記は、 2021/06/02 付の【ポトマック通信】です。

                 記

新型コロナウイルスの感染防止策で閉館していた首都ワシントンの映画館が約1年ぶりにようやく再開した。ただちに足を運び、映画を劇場で観賞するという、平常時ならばごく普通の行為にいかに飢えていたかをしみじみと実感した。

そんな中、またしても米映画界と中国の不健全な関係を浮き彫りにするニュースが飛び込んできた。

6月25日に全米公開のアクション大作「ワイルド・スピード」第9作に出演している人気プロレスラー兼俳優のジョン・シナ氏が台湾のテレビで台湾を「国」と発言したところ、中国世論が反発。シナ氏は中国のソーシャルメディア上で謝罪したが、中国のファンからは「台湾は中国の一部だと明言しない限り、謝罪を受け入れない」と追及されたという。

一方、ポンペオ前国務長官はツイッターで「中国共産党に屈するとは」とシナ氏の行動を批判した。

巨大な市場である中国の意向に配慮せざるを得ない米映画界が、中国政府の圧力で作品の描写を中国寄りに改変する事例はここ数年、枚挙にいとまがない。

シナ氏は中国での人気拡大を図ろうと中国語を習得していたというが、中国があらゆる手段で自国の「核心的利益」と称する主張を押し付けてくることは理解していなかったようだ。(黒瀬悦成)
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