下記は、2020.2.23 付の 産経ニュース の【書評】です。
記
「君主制を廃止した国は、ことごとく不幸になっています」と本書は説く。カンボジアしかり、アフガニスタンしかり。世界最古の立憲君主国である日本も、歴史的にみて皇室の存続と国家の安定とが深く結びついてきた。
ところが戦後、天皇の意義は憲法学者と内閣法制局によってゆがめられ、皇室の存続に黄信号がともろうとしている。それを、各国の政治体制との比較や憲法解釈上の問題点から詳細に解き明かしたのが本書だ。皇室とは「先例、男系、直系」であるとし、いわゆる女系問題の危うさについても鋭く警鐘を鳴らしている。(宝島社・1300円+税)
https://www.sankei.com/life/news/200223/lif2002230017-n1.html
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