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2019年12月09日22:41

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今韓国、米国、北朝鮮の内部では何が起こっているのか

 下記は、知人から来たメールの転載です。

                        記

【社説】今韓国、米国、北朝鮮の内部では何が起こっているのか

 北朝鮮が「7日午後、非常に重大な試験を行った」と発表した。その場所が平安北道鉄山郡東倉里の西海衛星発射場だったため、大陸間弾道ミサイル(ICBM)関連の試験だったとみられている。今後北朝鮮は固体燃料を使ったロケットを打ち上げ、それを「人工衛星の発射」と主張してくるかもしれない。いずれにしてもこれらは国連決議違反になると同時に、ここ数年では最も大規模な挑発になる。トランプ大統領は「米国は安全になった」などと自慢していたが、今回の試験によって自らもプライドが傷つけられたはずだ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長はこの点を狙って新たな「崖っぷち戦略」に乗り出し、トランプ大統領に譲歩を迫っているのだろう。

 トランプ大統領は北朝鮮によるロケット試験の直前となる7日午前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に電話をかけた。今の緊迫した状況について話し合うためだったのだろう。韓国大統領府は「両首脳は最近の韓半島情勢が厳しい状況にあるとの認識で一致した」と説明した。韓国大統領府はこれまで機会があるたびに「平和が訪れた」などと主張してきたが、それが今回「厳しい」という言葉を使ったのが事実であれば、米朝関係はそれだけ深刻な状況にあることを意味する。米国は最近、北朝鮮による核やICBM関連の活動を探知する偵察機を連日のように飛ばしている。このような状況を打開するため、文大統領はトランプ大統領に「北朝鮮に対する制裁の解除」を改めて求めた可能性も考えられる。

 文大統領とトランプ大統領の電話会談直後、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連駐在大使は「米国が求める対話は自国の政治用」とした上で「非核化は交渉のテーブルから下ろされた」と述べた。これに対してトランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し「金正恩氏が私の選挙に介入したがっているとは考えないが、見守らねばならない」とコメントした。トランプ大統領と北朝鮮の口から米国大統領選挙と非核化交渉を関係づける発言が同時に出たのはこれが初めてで、米国と北朝鮮のいずれも本心をあらわにしたと言えるだろう。偽の「非核化ショー」という仮面が徐々に外されようとしているのだ。

 トランプ大統領は自らの再選のためなら何でもやる人間だ。連日のように金正恩氏に向かってメディアの前で語る理由は「自らの大統領選挙に灰を投げ掛けるのなら、ただではおかない」という一種の警告だ。しかし金正恩氏はトランプ大統領を単なる「ほら吹き」と考えており、このままでは年末まで緊張を最高潮に高めてくるのは間違いない。

 今月4日に韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官は「いかなる状況になっても韓半島に戦争はない」と発言した。このように口先だけの言葉と希望思考によって戦争を防げるだろうか。韓国政府の行動パターンはいつもこうだ。北朝鮮の顔色をうかがい韓米合同軍事演習さえできない韓国政府だが、その外交長官が7日にメディアを引き連れて米軍基地を訪問した。トランプ大統領も記者団に突然「南北関係が良い状況にあるかどうか分からない」と述べた。これらは何を意味するのだろうか。金正恩氏による意図的な緊張を高める戦術にこちらが乗る必要はないだろうが、一方で国民も現状について知る必要はあるはずだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 :2019:12:09

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