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2019年11月17日12:59

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【悪どい】の事例として当方の辞書に加えておく。

 下記は、2019.11.17 付の 産経抄 です。

                       記

 言葉から受ける印象だけで漢字を当てると間違えやすい。「ごせいちょう」はその代表格だろう。聴衆に対し講演の前にお願いするのは「ご静聴」、講演を終えた人が感謝を述べるのは「ご清聴」に対してである。

 ▼「あくどい」という言葉も、「悪どい」と誤って書かれることが多い。えぐみや渋みの元になる「灰汁(あく)」が語源であろうと、辞書編纂(へんさん)者の神永曉(さとる)さんが『悩ましい国語辞典』(角川ソフィア文庫)に書いている。「灰汁くどい」を縮めたとする説などが有力らしい。

 ▼語源をたどる作業は、言葉の本質を理解する上で欠かせない。『日本国語大辞典』の【あくどい】の項には、色や味などのしつこさに加え〈やり方などがどぎつくて、たちが悪い〉とある。誤用と書いたばかりの「悪どい」が、本質をうがっているのがおもしろい。

 ▼時節柄、思い浮かぶのは韓国・文在寅大統領の顔である。日韓関係を冷え込ませた咎(とが)は、語源ならぬ根源をたどれば2国間の約束を一方的にほごにした韓国にある。「慰安婦」「徴用工」のカードを持ち出し、高声で日本をなじる手口は「悪どい」と書くほかない。

 ▼日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)も、文氏が頭を下げぬかぎり失効する。探知した弾道ミサイルの情報を共有するなど、北東アジアでの日米韓連携に必要な枠組みである。国内世論におもねり反日に執着すれば誰が喜ぶか、知らぬわけではあるまい。

 ▼韓国は7年前にも反日世論を抑えきれず、GSOMIAを締結間際に延期した前科がある。当時の李明博大統領はその後、島根県・竹島に上陸し日本の反発を招いた。たちの悪い為政者をトップにいただくのはお家芸なのだろう。【悪どい】の事例として当方の辞書に加えておく。

 https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20191117/0001.html
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