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2019年11月12日22:26

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クオンツファンド主導か、2013年以来の規模の日本国債売り

下記は、2019.11.12 付の ブルームバーグ に寄稿した、Stephen Spratt 氏の記事です。

                      記

(ブルームバーグ): 2013年以来の規模の日本国債売りの背景に、クオンツヘッジファンドの存在があるようだ。

  未決済ポジションやファンドフロー、利回りの状況は、トレンド追随のクオンツ戦略ファンドである「コモディティー・トレーディング・アドバイザーズ(CTA)」が10年物日本国債先物で持っていた大きなロング(買い持ち)ポジションを縮小した可能性を示唆している。

  モルガン・スタンレーMUFG証券の杉崎弘一債券ストラテジストは、最近の日本国債の一斉売りはCTAが日本国債先物を大量に売却したことが要因のようだと述べた。

  日本の10年債利回りは先週、12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急上昇し、6年余りで最大の上昇となった。クオンツの関与を示すデータが以下にある。

先物主導

  CTAファンドが好む先物の原資産である7年物国債の利回りは先週12bp上昇し、さまざまな年限の中で最も売られた債券だった。

ロングポジション

  2013年までさかのぼってブルームバーグがまとめたデータによれば、日本国債先物とヘッジファンド・リサーチのマクロ・CTA指数との90日ローリング相関は9月に過去最高に達した。この相関の高さからは、ファンドが最近の売りの前に大きなロングポジションを組んでいたことがうかがわれる。

外国勢フローデータ

  日本取引所グループの週次データによると、外国ファンドは6月と8月の大量購入後、11月1日終了週には6カ月で最大の売りを出した。

未決済ポジションの減少

  過去1カ月に日本国債相場が下落するとともに未決済の先物ポジションが1万枚余り減少した。先物でロングポジションを保持していた投資家が売っていたことが示唆される。


  杉崎氏によると、未決済ポジションが減り続けている状況はCTAがまだロングを完全に解消していないことを示唆している。テクニカル指標次第ではバリュエーションにかかわらず1段の先物売りの可能性があるという。

原題:

Quant Funds Exit Japanese Bonds in Worst Sell-off Since 2013 (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:Hong Kong Stephen Spratt sspratt3@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tan Hwee Ann hatan@bloomberg.net, Cormac Mullen

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