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2017年08月29日08:36

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「疑惑」過熱報道の裏で実態変わらない公務員獣医師不足 なり手確保に尽きぬ悩み 地方は深刻    

 下記は、2017.8.29 付の産経ニュースの記事です。

                        記

 通常国会や閉会中審査が終わり、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を追及する報道は鳴りを潜めつつある。9月下旬から始まる臨時国会で野党は改めて加計問題を追及する構えのようだが、かつてのような盛り上がりを見せるかは未知数だ。ただ、問題をめぐり浮き彫りとなった「地方の公務員獣医師の不足」の議論は置き去りとなったままで、報道が沈静化する中、なり手不足に悩む地方はあえぎ続けている。

 「マスコミはどこを見ているんですか? 『総理の意向』があったとかなかったとかそんな話ばかりで、地元の新聞も含めて、なんで現場を見ようとしないんですか?」。愛媛県獣医師会の関係者は7月、加熱していた加計学園の報道について、こう声を荒らげた。

 産経新聞は8月21日付朝刊1面に、獣医学部新設が計画されている愛媛県で、日本獣医師会の政治団体「日本獣医師連盟」の傘下である「愛媛県獣医師連盟」への会費支払いを拒否する獣医師が相次いでいることを報じた。集まった会費は日本獣医師連盟に上納され、活動資金に利用される。だが、獣医学部新設に反対する民進党議員への献金が発覚している一方、公務員獣医師の待遇改善は実現されていないとして、現場の獣医師に強い不満があるようだ。

 愛媛県の公務員獣医師不足は深刻な状態が続いている。約550頭の牛や豚の飼育をする県畜産研究センターは、10年前に10人いた獣医師が昨年から4人に減少した。同センターはブランド牛「愛媛あかね和牛」の品種改良や繁殖に向けた研究開発などを行っている。センターの関係者は「家畜の防疫処置などを考えると、4人は最低ラインだ」と憤る。

 県では公務員獣医師の募集を毎年行っている。しかし、平成29年度は8人の募集定員に対して採用が5人となり、定員割れが続いている。

 そんな状況で起きた獣医師による会費不払いは、地方の悩みに応えようとしない日本獣医師連盟への反発とみられる。不払いの報道以降、愛媛県獣医師連盟には獣医師から複数の問い合わせがあり、中には「私も支払いを考えさせてほしい」との声が寄せられたという。「これは愛媛だけではなく、なり手不足に悩む地方の公務員獣医師はみんな同じ気持ちではないか」と県獣医師会関係者は語った。

 日本獣医師会のホームページを見ると、獣医師の求人が並んでいる。民間の動物病院の募集もある中、目につくのは自治体からの募集だ。

 和歌山県は27、28年度の獣医師採用で1度目の募集では定員に達せず、追加募集をかけた。28年度は採用した獣医師の中から辞退者が出た。

 北陸地方のある県庁OBは、公務員獣医師確保のために奔走したが、声をかけた学生らは給与体系のよい近隣の自治体を受験していたという。「最近は自治体で奨学金を出すなどして獣医師を確保しているようだが、仕事がきつくて逃げ出してしまうということは日常茶飯事のようだ」と吐露した。

 犬や猫といったペットを扱う民間の獣医師と違い、家畜などの大型動物を扱ったり、感染症予防に奔走する公務員獣医師へのなり手確保に自治体は頭を悩ませている。

 広島県もその一つで、獣医師の代替臨時職員を毎年募集している。担当者は「県の獣医師には女性が多いため、産休などで欠員が出た際に補充できるように常時、臨時職員を募集している。任期付きの職員となるが、安心して獣医師として勤務できるように登録していただいている」と話した。

 農林水産省などは「地域・分野に偏在はあるが、獣医師は足りている」との見解を示している。しかし、四国地方の公務員獣医師は、苦笑いを浮かべてこう語った。

 「人は減っているけど仕事は増えている。ここ数年、24時間、何かあったらたらすぐに呼び出しですよ。獣医師足りているとかって、どこのことを言っているんですかね…」

(政治部 今仲信博)

 http://www.sankei.com/premium/news/170829/prm1708290006-n1.html
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