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2017年02月27日22:53

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「中国人、韓国人」と日本人が働きにくいワケ 合意重視で計画性のある国民性と合わない

 下記は、2017.2.27 付の 東洋経済オンライン に寄稿した、倉沢 美左 氏の記事です。

                       記

 時間や仕事内容が正確、誠実なうえ、文句も言わない――。外国人から見ると、日本人のきまじめさや誠実さ、完璧を追求する姿勢は尊敬に値するものがあるようだ。一方、外国人からすると、ときに日本人ははたらき働きにくい相手でもあるようだ。

 グローバル化によって、多様な国や文化の人と働く機会が増える中、言葉だけではなく、相手の文化や仕事のやり方などへの理解を深めることがビジネスで成果を上げるうえで不可欠になりつつある。

 フランスのビジネススクール、INSEADのエリン・メイヤー客員教授は、過去17年間にわたって、世界中のビジネスパーソンをインタビューし、それぞれの国でビジネスのやり方がどう違うのかを研究。55カ国を対象に、コミュニケーションや意思決定など8つの指標でそれぞれの国の文化的特徴がわかる「カルチャーマップ」を作った。『異文化理解力――相手と自分の真意がわかるビジネスパーソン必須の教養』の執筆者でもあるメイヤー客員教授に、日本人の「見られ方」について聞いた。

 インタビューの前編はこちら

質問したい日本人の目は輝いている?

 ――外国人、とりわけ、欧米人から見ると、日本人は働きにくい国民なのでしょうか。

 たしかに欧米人にとって日本人はビジネスをするうえでチャレンジングな国民です。理由のひとつは、日本人が感情表現に乏しいこと。もうひとつは、沈黙や静寂を気にしないことです。よく聞くのは、欧米人が日本企業でプレゼンを行って、途方に暮れた、という話。日本人はずっと静かで、反応もしなければ、目も合わせない、と。こうした体験は彼らを戸惑わせるのです。

 私にもこんな体験があります。プレゼンが終わった後に、「何か質問はありますか」と聞いても誰も手を挙げなかったので、席に戻りました。すると、私の日本人の同僚が、「エリン、質問したい人はいたと思う。自分が試してみてもいいかい?」と、今度は彼が前に出て「メイヤー先生の講義は終わりましたが、何かご質問のある方はいますか」と聞きました。もちろん、誰も手を挙げません。

 すると、彼は参加者を見渡してから、「あなた、質問ありますよね」とある人に聞いたのです。実際、その人は非常に重要な質問をしてくれました。その後にも数人、同じようにして質問をしてくれたのです。会が終わった後に彼に、どうやって質問がある人を見分けたのか聞くと、彼はこう言ったのです。「質問をしたい人は目が輝いている」と(笑)。

 私もトライしようと思って、アドバイスを請いました。すると彼は、「日本人は米国人と違ってアイコンタクトはあまりしない。質問があるかと聞いたときも、ほとんどの人は君を見ないでほかのところを見ている。でも、中には君をジッと見ている人がいて、その人たちの目は輝いているはずだ」と教えてくれたのです。実際、翌日プレゼンの後、参加者の中に1人だけ私を見ている女性がいました。私が質問をしたいかジェスチャーで尋ねると、彼女はうなずいたのです。

 ――それが「日本人らしい」意思表示なんですね。

 日本人は、いろいろなメッセージをいろいろな形で発しており、これが日本人流のコミュニケーションなのです。それに気がつかないと、日本ではビジネスができません。「彼らは話さないし、質問もない」では、そこで終わってしまう。私のような米国人でも、日本人のメッセージの発し方をわかるようになるのだから、日本でビジネスをする外国人も理解する努力はすべきです。

 一方、違う文化圏で働く場合は、逆の努力をしないといけない。たとえば、私が話したときに手を挙げて質問をしないのは、私の話したことに興味がないか、不満があるということになります。そのため、欧米人の多くは日本人が反応しないのは、そもそもその人に情熱が足りないのか、自分の話がつまらないのか、あるいは、どうでもいいと思っているのか、ととらえてしまうのです。

日本人の驚くべき計画性

 ――本の中では、中国人が日本人と比較的似た位置づけでとらえられています。日本人から見ると、日本と中国の国民性というか、ビジネスのやり方には大きな違いがあるように思えるのですが。

 たしかにカルチャーマップで見ると、日本と中国は極めて似た位置づけにあります。どちらの国の組織も比較的階級的ですし、コミュニケーションにおいても、(あまり直接的にモノを伝えなくても、互いに言いたいことが伝わる)ハイコンテクスト文化に分類される。ですが、重要なのは相対的に比較することで、2カ国を比べると、非常に違うことがわかります。

 たとえば、私は数カ月前中国を訪れましたが、計画性において日本と中国では驚くほどの違いがあると感じました。日本の場合、時間に極めて正確で、すべての予定が分刻みでしっかりと計画されている。一方、中国では予定が頻繁に変わります。セミナーの時間や場所が最後の最後で変わることもあるし、登壇者や参加者も変わることがある。それでも、最終的にはきちんと回るんですね。それは彼らの変化に対する柔軟性が高いからともいえます。

 だから、私のような米国人がアジアを訪れる場合でも、日本と中国に行く場合は心構えが違います。日本は何カ月も前から予定の調整を始め、どこで何をするか、分刻みで決めていく。ディナーに何を食べるかまで。今日のセミナーも10時3分に始まったのですが、それでも誰かが「予定より遅れている!」と言うわけです。これは本当に驚きでしかない。そういう経験をすると、アジア人だからといって日本人と中国人をひとくくりにはできないことがわかります。

 ――では、日本人が、同じアジア人である中国人や韓国人とビジネスをする場合には、何に気をつけたらいいでしょうか。

 カルチャーマップで見ると、特に3つの指標において韓国と中国は、日本と異なります。たとえば、日本は意思決定において世界で最も合意を重視しますが、韓国と中国はトップダウンで行われる傾向が強い。つまり、日本では意思決定に時間がかかる代わりに、決定が覆ることはほぼない。一方、中国と韓国、特に中国では意思決定に時間はかかりませんが、決定が頻繁に変わります。

 なので、中国と取引する場合、日本人は決定するプロセスに自分が加わっていないことを不満に感じ、彼らがプロフェッショナルではないと感じると思いますが、そうではなくて、中国人は誰よりも先に商品などを市場に投入することを考えているので、スピードや柔軟性を重視しているわけです。市場が発展途上で変わりやすいため、なるべく早く、柔軟でなければならないのです。

飲み会やカラオケは中国、韓国でより重要

 2つ目の違いはスケジューリングです。日本人は時間に正確で、日本ではすべてが計画どおりに行われますが、中国人や韓国人は時間に対してより柔軟です。もうひとつ、信頼という指標でも日本と、ほかの2カ国は異なります。日本の場合は、きっちりした仕事や商品、時間を守るといったことが信頼の基準となりますが、ほかの2カ国は「感情的なつながり」が信頼の証しだと考える傾向にあります。

 アジアの国々はだいたい、感情的な関係性を重視する傾向にありますが、日本は比較的その傾向が低い。一緒に飲みに行ったり、カラオケに行ったり、食事をしたりするのは、日本以上に韓国や中国ではビジネスで成功するうえで大事なことなのです。

 ――地理的には近いのに、結構な違いがあるのですね。

 実はそこが重要なのです。過去に外交官について調査したことがあって、驚いたことがあります。他国に駐在したにもかかわらず、文化や生活になじめず任期を終えずに途中で帰国するパターンで最も多いのは、英国に渡った米国人です。

 米国人であれば、少なくとも言葉が通じる英国より、文化が著しく違う日本に駐在するほうがよっぽど大変だと思うかもしれません。しかし、文化的に近いと感じると、その国の文化を学ぼうとしないため、気持ち的にも行動的にもオープンさや柔軟性を欠くことになります。結果、違いが生じたときにストレスを感じたり、落ち込んだりするわけです。

 日本と韓国、中国の例も同じ。たとえば、日本人が韓国人と働く場合、積極的に文化的な違いを学ぼうとは思わないでしょう。なので、韓国人が自分の予想していたのとは違う言動をすると、相手を非効率だと思ったりしてストレスを感じるのです。相手がオーストラリア人であれば、最初から文化的な違いがあると理解して、もう少しオープンに対応するのではないでしょうか。

 2国間、あるいは多国間の文化の違いにおいて最も重要なのは、「小さな違い」です。異文化を理解するには、何より先に「相手の文化は違う」と認識しなければいけません。だからグローバルスタンダードというのは、非常に危険なコンセプトです。人間も「世界共通」であると考えてしまうと、すべて自国文化の価値観や基準で人の言動を判断してしまうからです。

成果を上げたいなら相手の文化を学ぶべし

 ――重要なのは歩み寄りかもしれませんが、自分だけ相手に合わせるのは面倒だと考える人もいそうです。

 自分が求める成果を上げるには、一緒に働いている人の文化に理解を示し、自分の態度を調整していかないといけません。よく「本来の自分で接するべきか、柔軟な姿勢を優先すべきか」聞かれます。つまり、「日本人的なやり方を重視するべきか、一緒に働く人に完全に合わせるべきか」ということですね。国際的な環境で働く中で成果を出したいのであれば、答えは両方です。いうなれば、左足は本来の自分をキープし、右足は柔軟に動く、というような。

 世界で活躍するグローバルリーダーは、この「右足」を十二分に使って、一緒に働く人たちの文化を学ぶこと、より効果的かつ有効的なコミュニケーションをとることに余念がありません。インド人と取引をしているとすれば、どうすればインド人からよい答えを引き出せるかを調べて実行する。英国人と仕事をするのであれば、彼らにとって効果的な方法でコミュニケーションをとる。

 ただ、こういう努力をしている企業の経営陣は多くありません。グローバル企業のトップや経営陣に今後求められるのは、各国のビジネスのやり方を熟知し、相手や国、文化によってそのやり方を柔軟に変えることです。

 http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%ef%bd%a2%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%ef%bd%a4%e9%9f%93%e5%9b%bd%e4%ba%ba%ef%bd%a3%e3%81%a8%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%8c%e5%83%8d%e3%81%8d%e3%81%ab%e3%81%8f%e3%81%84%e3%83%af%e3%82%b1-%e5%90%88%e6%84%8f%e9%87%8d%e8%a6%96%e3%81%a7%e8%a8%88%e7%94%bb%e6%80%a7%e3%81%ae%e3%81%82%e3%82%8b%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%80%a7%e3%81%a8%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%81%84/ar-AAnueZ2?ocid=LENDHP#page=1
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