下記は、2016.8.28 付の産経ニュースの記事です。 本当に残念ですね!
記
MRJ(三菱リージョナルジェット)の米国に向けた飛行は2日続けて失敗に終わった。開発延期を重ねてきた三菱航空機は米国で飛行試験を加速させて遅れを挽回したい考えだが、半世紀ぶりの国産旅客機の開発で経験不足を露呈した形だ。
2日とも空調システムの異常が原因で、離陸後に引き返す事態となった。27日は空調を監視するシステムの故障であることが判明し、部品を交換して28日に再度離陸したものの、約20分後にまたも異常を示す警告が表示された。
三菱航空機は、予備の空調システムは正常に作動しており、不具合があっても飛行自体には支障はないと説明した。ただ海外までの長距離飛行は初めてで、他国も経由するため「経由地で問題がおきれば身動きがとれなくなる。慎重にならざるを得ない」(担当者)としている。
背景には部品点数が100万点にも及ぶ航空機開発の難しさがある。極めて複雑な作業を求められるが、日本には対応できる技術者が少ない。ANAホールディングスへの初納入は平成30年半ばで、2年を切っている。スケジュールを守るのは至難の業という見方が強まりそうだ。
http://www.sankei.com/west/news/160828/wst1608280048-n1.html
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