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2015年01月29日18:30

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総務会長「二階俊博」は味方か敵か 農協改革“骨抜き”狙い、訪韓・訪中の思惑

 下記は、2015.1.29付の産経ニュース【永田町血風録】ですが、自民党に在席していても、この二階俊博と言う男は江沢民の銅像を日本各地に立てようとした過去があります。間違いなく中国の手先です。自民党には斯様な利権や権力を得る為にホンネを隠して保守を装っている、トンでもない人物が多く居るので注意が必要です。

                      記

 昨年末の衆院選を経て、永田町は安倍晋三首相の“一強”が揺るぎないものとなり、9月の自民党総裁選での再選は確実といわれている。その中、党内でひとり気を吐いているのが二階俊博総務会長だ。平成27年度予算編成では国土強靱(きょうじん)化関連の計上を勝ち取り、次は首相肝いりの農協改革の「骨抜き」を狙う動きをみせる。一方、2月には韓国、4月には中国行きを予定しており、冷え込んでいる両国との関係改善の地ならしを考えている。二階氏は首相にとって敵か、味方か。

 予算勝ち取る

 通常国会ではまず、景気対策を柱とする26年度補正予算案と27年度予算案の審議が行われる。早期成立を目指すため、編成作業は官邸主導で急ピッチで進み、自民党中堅議員からは「党の意見を差し挟む暇がなかった。やられた、という感じ」との声が漏れた。衆院選後の「政高党低」を象徴するシーンといえる。

 それでも、二階氏の動きは早かった。

 衆院選後間もない昨年末、他の議員の動きが鈍い中、二階氏は国土強靱化総合調査会長として、首相官邸に安倍首相を訪ね、緊急提言を手渡した。

 年明け1月4日からも意欲満々だ。和歌山市内で行われた、自治体から予算に関する要望を聞く会で「予算編成は絶好のチャンスだ。自民党だからやれるということを見せなきゃならん」と述べ、強い意欲を示した。

 要望には、国土強靱化や高速道路整備、観光振興といった二階氏が手がける“二階銘柄”がズラリと並んでいた。

 二階氏はまた、昨年末の衆院選で和歌山1区で二階派所属の門博文氏が民主党候補に敗れたことに触れ、「(有権者が)そういう選択をするなら、そっちに(要望に)行きなさいよ、と司会者は言わないと」と述べた。

 予算が欲しければ選挙では自民党に投票しろ、との恫喝(どうかつ)めいた発言とも取れるが、4月の統一地方選に向け、予算をテコとしたい思いがにじむ。

 結局、26年度補正予算案には、調査会が提言した火山対策費が盛り込まれ、二階氏の腕力が証明された。

 農協改革の抵抗勢力

 「おれはハンコを押さないぞ」

 今月11日に行われた佐賀県知事選。自民党は、官邸が主導した前同県武雄市長の樋渡啓祐氏を推薦することになっていた。候補者を推薦するに当たり各幹部の決裁を必要としているが、二階氏は強く反発してみせた。知事選は農協改革推進派の樋渡氏と、JAや県の地元自民党議員の一部が推す山口祥義氏が一騎打ちとなり、山口氏が勝利した。

 二階氏の地元、和歌山県はみかん(22年の農産物算出額269億円)、うめ(同108億円)など農産4品目で全国のシェア1位を誇る「農業県」だ。農協改革は地元に直結する。

 政権幹部がこぞって佐賀入りする中、二階氏だけは行かなかった。二階氏側近は「二階氏が佐賀に入らないことが、党への貢献だ。農協や業界団体を回り、あっという間に固めてしまう」と解説した。

 二階氏自身は、選挙戦終盤に報道や党の調査で「樋渡氏優勢」が伝えられても、周辺に「そんなの、お天気予報みたいなものだろ。お天気予報ってのは当たらないんだよ」と語っていた。山口氏の勝利を確信していたフシがある。

 会長を務める二階派では、農協改革についての勉強会をすでに2回行っている。二階氏は同派出身の西川公也農林水産相を前に「農水大臣を出しているのだから、しっかりまとめないといけない」とあいさつしたが、周囲には「もめないような案にしないとな」と語っている。

 農協改革を担う稲田朋美政調会長とは第2次安倍改造内閣で共に党三役に就くまで交流がなかった。稲田氏には業界団体を紹介する配慮を見せるが、安倍首相が稲田氏を「新世代の保守のスター」と期待を寄せていることには、近い関係者に「あんまり持ち上げたらかわいそうだ」と語ったことがある。当選4回の稲田氏に対し、二階氏は11回。ベテランの意地というのも感じられる。

 “無所属四天王”の入党

 二階氏は、二階派所属の無所属衆院議員を自民党に入党させるよう谷垣禎一幹事長に働きかけ、このうち山口壮氏(兵庫12区)の入党が決まった。二階派には山口氏のほか、「特別会員」として中村喜四郎(茨城7区)、長崎幸太郎(山梨2区)、小泉龍司(埼玉11区)がおり、永田町では“無所属四天王”と言う人もいた。

 二階氏は4人について「選挙区で勝った。自民党が謙虚に受け止めて、お願いして入ってもらうべきだ」などと述べている。派閥の勢力拡大への思いもにじむ。

 ただ、中村、長崎、小泉各氏の選挙区では、それぞれ麻生派、岸田派、細田派という有力派閥に所属する自民党現職が比例復活しており、無理に入党させれば領袖が黙ってはいない。また、山口氏は兵庫選出ながら、兵庫県連が反発していることから和歌山県連の所属となっった。波紋を呼んだのは間違いない。残る3人の入党にはまだ一波乱ありそうだ。

 衆院選で首相後押し

 「解散風が吹いているのは間違いない」「風はもう止まらない」「自民党が圧勝できる態勢をつくる」

 二階氏は昨年末、首相がまだ衆院解散を明言していない段階から威勢のよい発言を繰り返して解散風をあおり、国内世論の地ならしを進めていった。一方で、自派閥の候補者を選挙区や比例名簿で公認させる根回しを開始していた。

 首相が昨年の衆院選を決断したのは、11月初めとされる。当時の党役員会で二階氏は、谷垣氏に「衆院解散の話はどうなっているんだ」と迫った。出席者の一人が振り返る。

 「谷垣氏はのらりくらりとかわしていたけど、彼は思っていることが顔に出る。あれでみんな、年内解散を確信した」

 一方で、自民党ベテラン議員は「二階派は選挙に強くない議員が多い。勝てるタイミングを探り、首相と一致したのだろう」と冷ややかに語った。

 仕事師

 2月には一般人約1000人と韓国を訪れるほか、4月にも中国を訪問する方向だ。親韓と親中といわれる二階氏。自らと関係が深い国と独自の議員外交を展開する。冷え込んでいる関係改善が狙いだ。

 二階氏は安倍首相とは外交・安全保障などの政策では距離がある一方で、役職に忠実な仕事師としても知られている。首相を揺るがす存在になるのか、経験豊富な軍師となるのか。本人は、周囲をこうけむに巻いた。

 「首相はひとつ化けた。偉いもんだよ」(政治部 沢田大典)

 http://www.sankei.com/premium/news/150129/prm1501290006-n1.html
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