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2020年01月26日17:07

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失われた30年〜アグネス論争とユニセフ?の区別がつかない令和2年・生暖かい冬。

私は基本的に、人類は(イヤでも)進歩する、と信じる近代主義者=モダニストだけれど、この記事に付いてる「つぶやき」を見てると、そのイデオロギーも若干、ゆらいでくる(笑)。

アグネス・チャン“アグネス論争”から30年変化願う
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5949648

正直、ゾッとする(笑)。

1987年から30年、アグネス論争で論じられた子育て問題はほとんどそのまんま令和の御世に塩漬けになっている。ほとんど進歩が無かった。

今から振り返れば、アグネス論争は、ジェンダーやフェミニズムだけではなく、日本社会、日本政治、日本経済にも広がる、結構重要な論争だった。

アグネス論争に結論は出なかったが、そこから少子高齢化が本格化したのである。

これは偶然ではなかった。「失われた30年」とは見事な命名だった。

自前で自動車も作れなかった1980年代のアジア後進国がキャッチアップしてくる時代を、日本はものの見事に停滞したままだった。

いや、日本だけではないのだ。
ヨーロッパじゃ、ヨーロッパと言っても、先進国のはずの西ヨーロッパで、「東アジア人は金持ちに違いない」と白人の若者が観光客や移民に強盗や引ったくりを働く21世紀になるなんて、あの時はあんまり予想が付かなかった。

いやいや、今が1987年と同じなら、まだマシだ。
この記事には「30年前のアグネス論争」と、ちゃんと日本人が読める日本語で書いてあるのに、21世紀になってからのユニセフがどうしたこうしたという出所の怪しいウワサ話(本当ならば、誰か告発すればいいじゃん。証拠付きで)でしか脊髄反射できない、脊椎動物であるかどうかも疑われる言動、しかもアラサー、アラフォー、アラフィフで、お馴染みの皆さん同士でイイネ!を付け合う地獄絵巻(笑)を見ていると、あの当時の方がまだ「近代」だったのではないか?、という有り得ない可能性が脳みそに浮かんでくる。

保守であること、愛国であること、ナショナリストであることは、本来「愚か」「怠惰」「狭量」を意味するものではなかったはずなのだ。

そういう良き日々も30年と一緒に失われてしまったのかもしれない。

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