あんまり政治に慣れてない人が、何を思ったか、突然「かぶれる」ときがある。
そういう人は、「真ん中」にハマるケースはほぼない。
だいたいは、右か、左の、極端に突っ走る。
「遊☆戯☆王」のキャラクターが政治的な発言 高橋和希氏のSNS投稿が物議「独裁政権＝未来は暗黒次元」
(BIGLOBEニュース - 07月16日 10:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5707680
高橋氏は15日、「7月21日に選挙があるので」と、11月発売予定のイラスト集の表紙をアレンジしてInstagramに投稿した。ブラック・マジシャンには「独裁政権＝未来は暗黒次元（ダーク・ディメンション）！」、ブラック・マジシャン・ガールには「ホント…日本て住みづらくなっちゃった…」という吹き出しを追加。アテム（闇遊戯）が手にしているカードは絵柄を変更し、「Let's」「VOTE！」の文字を加えた。高橋氏は自身の言葉として、「本当に今の売国政権で日本の未来は大丈夫かと思うわ！ヤバイ〜〜！！」と綴り、アテムの言葉として「決闘者のみんな！今こそ正義の一票スタンバイだぜ！！」と投票を呼びかけている。
-----
マンガは全く知らないけど、この先生は、「れいわ」っちゃったようだ(笑)。
税金、原発、米軍基地、食の安全、大麻、外国人労働者、女性差別、子育て、などなどで、「目覚めてしまう」。よくある話で、何も珍しくない。
そもそも「こじらせる」パターンは、「れいわ」だけではない。サカサマもある。
突然「シナ、チョーセンは日本をなめてるよねっ！」と言い出して、知り合いをドン引きさせ、ネットで罵詈雑言垂れ流し、友人関係まで総入れ替え(笑)、みたいに、「あべ」っちゃう人もいる。
「あべ」っちゃた人は「日本」が「第一」で、「幸福」を「実現」させようとする。
もちろん、ご本人は、「自由」で「民主」なつもりなんだが。
先生の御発言の「独裁政権」と「売国政権」は、あんまり直接結びつかないのだが、
現在の安倍政権を「日本を支那朝鮮に売り渡している！」と疑う人はあんまりいないので、おそらく売却先は「アメリカ」になる。
でも、先生。
日本の売国が始まったのは、最近の安倍ちゃんからではなく、遠い昔、ジュラ紀白亜紀の１９４５年からなんでございます(^^)。
吉田茂も、田中角栄も、中曽根さんも、橋龍も、民主の鳩ポッポだって、みんなアメリカに「売国」だったのだ。売国でない総理大臣なんて、ここ７０年一人もいない。
そして普通選挙で選んだんだから、形式上(笑)は、独裁ではないのだ。
だから、先生の御発言で、「今」というのは、タイムスパン的に間違っている。
でも逆に、先生を批判する人に聞きたいが、
じゃあ、安倍ちゃんは、日本を、アメリカに、売ってない！、って、正々堂々反論できるんですか？
日本とアメリカは対等の関係ですか？ アメリカはＡ級戦犯を取り消しましたか？
商売さえできればいい、という日経新聞な人は別にして、
日本を愛すれば愛するほど、アメリカを対等と呼ぶのは、自己欺瞞でしょ？
だから、１９７０年、「この国は変わらない」と絶望して、三島由紀夫は、腹を真一文字に切ったのである。
でも、アメリカ相手にどうしようもないじゃん・・・その通りである。
それが「真ん中」なのだ。それが「日本経済新聞」なのだ。
「日本とアメリカは対等ではない。でも日本から文句は言わない。」
だから日本は三度三度のメシが食える。
その不公平をガマンしないで、騒ぎ出したら、どうなるか？ それが日韓である(笑)。
韓国「ウリナラとイルボンは対等ではない。ガマンできない！」
日本「ダラダラダラダラ文句ばっかり言いやがって、いい加減にしろ！」
よって、韓国は、兵糧攻めにあって、絶賛炎上中だ。
「そりゃ、そうかもしれんが、どうにもならないし、とりあえずメシは食えるんだから、このまんまでいいじゃないか。騒ぎ立てて何になる？」
日本も、韓国も、こういう「醜いオトナ」が政治を担うからこそ、腹は立つけれど、腹が空くことはないのだ。
政治にかぶれ始めた、問題意識を持った正義感の強いニューカマーの皆さんには理解が難しいかもしれないが、これが「オトナ」というものだ。
恥ずかしいカミングアウトになるが、われわれ琉球人の大半も、メシを食うため、飢えないために、米軍基地をガマンしている。日本人のフリを演じている。
だって、戦って勝てる相手じゃないもん(笑)。琉球人も「醜いオトナ」である。
ログインしてコメントを確認・投稿する