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2020年05月21日23:10

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素敵なジャケ写 5 (美人編)

もうエンドレスになってしまうので、カラヤン編、やばい失敗ジャケ編を飛ばして、今回は美人ジャケ編とします。
と言っても、挙げだしたら3つや6つでも足りない。普段アップしているグリモーさん、ハーンさん、アリス・オットさん、諏訪内晶子さんではなく、ちょっとだけ懐かしめの美人を選んでみました。

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お名前は、すっと出てくるでしょうか。
ピアノ・デュオのラベック姉妹。姉のカティアと妹のマリエルです。1980年代に大変な人気で、日本のテレビCMにも登場していたと記憶します。
姉はジャズマンと結婚し、マイルス・デイヴィスがアルバム内で「カティア」という曲を書いています。妹は、指揮者のセミヨン・ビショコフと結婚していて、共演もあります。
この姉妹、今も現役で、最近は「春の祭典」の2台ピアノ版を録音しました。

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こちらは、わかりますか。
ヴィクトリア・ムローヴァさん。師匠のレオニード・コーガンが列車内で不審死した翌年、旧ソ連から恋人と亡命し、完璧な技術とお人形さんのような容姿でスターとなりました。
このジャケは、それまでの長い髪をばっさりと切り、古楽器のノン・ヴィヴラート奏法に転じたころです。
その数年前、妻子持ちのクラウディオ・アバドと半同棲し、妊娠を告げたところ、アバドの野郎は、そのままアパルトメントから逃げ出したと言います。
その子を出産した後、ギタリストと幸せな家庭を築き、今はバッハやプロコフィエフの他、ブラジル音楽なども演奏しています。
生き抜いた人生は、冷戦史と重なります。

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この男装の麗人のような人は。
唯一無二のコントラルト歌手・指揮者のナタリー・シュトゥツマンさん。シューマンや、シューベルトの3大歌曲、バッハ、ヘンデルなど多くの録音で、世界一の低く美しい声を聴かせてくれます。
来日時の公開マスタークラスを聴いたことがあります。日本人の音大生が一人ずつ歌って、彼女が指導します。
「こんな風に歌ったら」とひと節、手本を示す声のビロードの美麗さ。ああ、日本人の歌手は今後何十年かかっても絶対にかなうことはできないな、歌って持って生まれた声帯なんだなと絶望するしかありませんでした。
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