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2019年09月25日12:03

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日本ハム敗戦記

 西武が大逆転でリーグ優勝し、日本ハムの5位が確定した。(最終的に65勝73敗5分)
 7月末の時点で、首位ソフトバンクに0.5ゲーム差まで迫ったが、勝負どころの8月に5勝20敗、一気に最下位まで沈んだ。シーズン前の優勝の期待を大きく裏切ったかたち、栗山監督の辞意報道も出始めた。(留任)

 失速のいちばんの原因は、エース上沢の途中離脱。6月末の交流戦、DeNAソトの打球が左ヒザを直撃し骨折した。故障で1試合も投げなかったマルティネスとともに、前年10勝の先発が2枚欠けては難しい。
 他の投手では、有原が堂々の15勝8敗で最多勝確定、移籍の金子弌大が後半調子を上げ去年の倍の8勝。同じく移籍の秋吉が25セーブ、10年連続50試合登板の宮西が最優秀中継ぎ。オープナー制導入の評価は分かれるが、50試合以上登板が6人(玉井、公文、石川直は60試合以上とよく投げた)、ブルペン総出で乗り切った。

 失速2番目の原因は、得点力・長打力・恐さのない打撃陣。
 渡邉諒が5番セカンドのレギュラーを取り、西川・大田・近藤の1〜3番も1年を通して結果を残した。(近藤は最高出塁率.422でタイトルを獲得した)
 しかし、4番中田が打率.240、得点圏打率.219ではさびしい。
 台湾の4割打者、王柏融と2年目の清宮がほとんど戦力にならなかった。

 完封負けが14回、1点負けが15回(負けの約40%)。うち8月9月は完封負け9回、1点負け7回。
 調子のよい投手が出てくると、まったく点を取れず、そのまま負けた。城石・金子誠という現役時代、守備の人、短距離打者の打撃コーチでは、攻略する引き出しもなく、具体的な助言も期待できなかった。俊足巧打の栗山監督と同じタイプで固めた失敗と思う。

 サードでは平沼、ショートでは石井一がレギュラー争いに加わり、宇佐見の途中加入に刺激を受けた清水も正捕手一歩前まで来た。
 ただ、若手守備陣のミスやエラーも8月は目についた。この点は、秋期キャンプの課題となるだろう。
 日本ハム18年、海外2年、田中賢介が引退。お疲れ様でした。ありがとう。優勝で送り出せなかった心残りのシーズンとなった。プロ野球ファンにとって、秋は別れの季節である。
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