mixiユーザー(id:5443492)

2020年06月01日22:03

36 view

【映画】5月 前半

5月1日「東京少女」(再)08年 脚本 林誠人 監督 小中和哉
 小中和哉のよい仕事の一つ。何回見ても泣いちゃうよね。

5月2日「チャーリーズ・エンジェル」00年 脚本ライアン・ロウ エド・ソロモン ジョン・オーガスト 監督マックG
同日「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」03年 脚本マリアンヌ・ウィバーリー コーマック・ウィバーリー ジョン・オーガスト 監督マックG
 どうも乗れませんでした。ワイヤーアクションとか面白いところもあるんだけど、全体的に「漫画」だなぁと思っちゃって。バランスの問題ですかね。

同日「時をかける少女」(再)10年 脚本 菅野友恵 監督 谷口正晃
 これは、とてもずるい映画なのです。82年の原田知世版の主題歌で始まり、主役は芳山和子の娘。和子は、原田版のラストの未来であるかのように薬学部で研究を続けており、五郎ちゃんは醤油屋ではないけれど酒屋の主人。主演の仲里依紗は、06年のアニメ版でも主人公の声を演じ、ラスト近くの映写機を受け取るベンチは、アニメ版で何度も出てきたところそっくり。そして、72年のNHK少年ドラマシリーズ以来のケン・ソゴルの名称の復活。タイム・リープをあっさり受け入れて馴染んでしまう主人公の明るさは、85年の南野陽子版にも通じます。それでいて、全く新しい物語で泣かせるのですから、ホント、ずるいんです。

5月4日「春琴抄」76年 脚本 衣笠貞之助 西河克己 監督 西河克己
 この年のキネ旬ベストテンでは60位だったのに、配給収入は8位。百恵・友和人気の程が知れます。原作に準ずる展開ですが、耽美さでは、後半の春琴が箏の師匠になったあとを中心に描いた、長澤奈央・斎藤工の08年版の方が上か?

同日「雪の女王 ゲルダの伝説」19年 脚本監督ロバート・レンス
 ロシアの3DCGアニメ。ソ連時代の名作のリメイクかと思って借りてみたら、大胆アレンジで、なんか過去のことを喋っているぞ。で、調べてみたら、12年の「雪の女王」、15年の「雪の女王 新たなる旅立ち」、16年の「雪の女王と火の魔王」に続く4作目でした。旧作のもつ、暗さ、儚さ、力強さはないけれど、
明るく楽しいファミリー映画になっています。

5月5日「星空のむこうの国」(再)86年 脚本 小林弘利 監督 小中和哉
同日「四月怪談」(再)88年 脚本 関顕嗣 脚本監督 小中和哉
 ジュヴナイル週間というか、小中週間になりました。
 「星空」は、小中和哉の商業映画デビュー作。有森也実のデビュー作。ほぼ自主製作映画だよね。同級生の尾崎が平行宇宙の説明をしてくれるのだけど、今はそんなこと必要ない。時代を感じます。自分が死んでしまった平行宇宙へ行って、幽霊扱いされる主人公から、幽霊つながりで「四月怪談」へ。こちらは、落下してきた鉄骨が当たったと勘違いして死んでしまって幽霊になった女子高生が主人公。中嶋朋子と柳葉敏郎が若い。
 続けて見て、改めて気が付いたこと。「四月」で監督と共同で脚本を書いた関さんは、前述の尾崎役の人。プロデューサーの牛山さんは、「星空」で酒屋役の人。「星空」がほぼ自主制作というのはこういうあたり。高校の教室も病院の廊下も絵面は大学だし。

5月6日「復活の日」(再)80年 脚本 高田宏治 グレゴリー・ナップ 脚本監督 深作欣二
 カミュの「ペスト」が売れているようですが、同じ理由で「復活の日」を見ました。原作の方が深みがあるのですが、実家の本棚の奥。改めて見ると、日本パートにちょっと陳腐な部分が多いかな。それでも、医療現場の崩壊など、現在の状況に通じる描写があります。ただし、医療機関でも自衛隊でも誰もマスク等していないんですけどね。米大統領が発症してもホワイトハウスの執務室で最後まで仕事しながら死ぬとか、道路に多数並ぶ車の中に白骨死体というのは、いくら何でも、ね、と思いますが、原作と比べても、嫌いじゃない作品です。

同日「赤々煉恋」(再)13年 脚本 山野井彩心 脚本監督 小中和哉
 中嶋朋子が幽霊になったもう一つの作品「ふたり」を見たいなぁと思ったのだけど、LDしか持っていないので、小中和哉の幽霊つながりで、土屋太鳳が幽霊になる「赤々煉恋」を。「まれ」より前の作品なんだけど、主役が土屋太鳳で親友が清水富美加なんだよね。相手役の今をときめく吉沢悠は、清水富美加とは、この直前の「仮面ライダーフォーゼ」つながり。個人的に嬉しかったのは、秋田県初のヒーロー俳優・石田信之の姿を久しぶりに見れたこと。内容的には、自殺防止キャンペーン映画的なところがあって、ときめきはないのですが、いい話です。あ、有森也実が、借金まみれで、子どもを外に待たせてパチンコやる母親なのがちょっと悲しい。

5月8日「盲目のメロディ〜インド式殺人狂騒曲〜」18年 脚本アリジット・ビシュワース ヨゲーシュ・チャンデカール プージャ・ラダ・スルティ ヘマント・ラオ 脚本監督シュリラーム・ラガヴァン
 インドのブラック・コメディ・クライム・スリラー映画。ジャンルからしてすでにカオスです。芸術的インスピレーションを得るために盲目を装っているピアニストが、出張演奏を頼まれた家で殺人事件を目撃。演奏している横で、妻と間男が死体を片付けます。警察に駆け込むと出てきた署長が件の間男。そこから妻と署長にねらわれ、毒を盛られて本当に失明。助けの手が入ったと思ったら裏切られたりなんだり。もはや誰が味方で敵なのかもごちゃごちゃの展開。先の展開が読めず面白かったです。

5月9日「サイレント・ウォー」12年 脚本監督アラン・マック フェリックス・チョン
 中国・香港合作映画。50年代の中国内乱が舞台。暗号通信の周波数を変えられ、傍受できなくなった共産党の特殊部隊の局長は、耳の良いピアノ調律師を連れてくるように指示。女性工作員は、実は助手の視覚障害者の方が耳が良いことを見抜いてスカウト。彼は、音の波の中から、どんどんモールス信号を見つけ出していくのですが、彼女を巡って局長と三角関係の状態に(軍内なのでどろどろしませんが)。で、別の女性と結婚し、角膜移植で見えるようになり、おかげで聴力が落ち、ミスで彼女を死なせ、ついには自分の目を突いて再び盲目に…。よくある、スーパー聴力盲人ものではありますが、山あり谷ありで面白かったです。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る